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    ものみの塔 1963 | 3月15日
    • 惑わす力について証言しています。初期クリスチャン組織の指導者となり,「小羊の」12「使徒」の一人となったこの人は,パウロでした。コリント後書 6章10節において,パウロは自分の立場をこう述べています,「貧しいようであるが,多くの人を富ませ,何も持たないようであるが,すべての物を持っている」。パウロは宣教を始めたとき,どれだけの報酬になるか,どんな利益が得られるかを尋ねたりはしませんでした。むしろエホバが備えて下さることに信仰を持ち,多くの人々にあり余るほどの霊的な富を与える特権に恵まれたことを喜びました。

      19 イエスは物質主義をすすめましたか。

      19 最後に,古今を通じて最も偉大な人,何百万の人々の生活に感化を及ぼし,その言葉は現存するどんな人の言葉よりもよく引用されている,キリスト・イエスの言われたことをあげましょう。「きつねには穴があり,空の鳥には巣がある。しかし,人の子にはまくらする所がない」と,イエスは言われました。明らかにイエスの生き方は,物質主義的なものではありませんでした。イエスは弟子たちにこう教えています,「財布も袋もくつも持って行くな」。働き人はその報いを当然に得,エホバは御自分に奉仕する人々のために備えて下さることを知っていたからです。(ルカ 9:58,新口。10:4,7)これらの人々は,それぞれの時代において最も成功した人に数えられます。それは物質のつかの間の価値を知り,霊的な富と神の恵みを得る道を選んだからです。

      20 今日,どんな信仰の人の手本がありますか。

      20 これらの人々のしたことは,今日でも出来ることです。宣教者,巡回の僕,地域の僕など,全時間宣教に携わっている人に,エホバが必要なものを与えて下さったかどうかを尋ねてごらんなさい。どんな答えを得ますか。エホバは備えて下さると,みな答えるでしょう! 生涯のうちで最も報われた,最も楽しかったのは何時だったか,尋ねてごらんなさい。それは全時間宣教にささげた年月であったと答えるでしょう。全世界において3万3000人以上の人々が全時間宣教に励んでおり,創造主が日毎の糧と住みかを与えて下さることに信仰を持つ,これらの男女は生活の中で御国のことを第一にしているゆえに大きな幸福を味わっています。これらの全時間奉仕者は物質的な富にそれほど恵まれていなくても,エホバだけが与えることのできる安全,いわば真実の生命保険とも言うべきものを享受しています。

      更にまさった富

      21 各人は何を自問すべきですか。

      21 このような道をとることができますか。扶養家族があるため,そうするにはさしつかえがありますか。もしそうなら,霊的な富の価値を認識するように御家族を助けていますか。霊的な知識を増し加えるため,定期的に聖書を勉強する時間を設け,また集会に出席していますか。御国のことを第一にするとき,失望に終ることは決してありません。最近,全時間宣教に携わっている一人のエホバの証者は,会衆の監督方法を教える1ヵ月の御国宣教学校にはいるよう招待されました。このエホバの証者は学校から数千マイルはなれた土地に住み,妻と子供二人の家族を養っていました。学校にはいるため出立する日になりましたが,留守中の家族の生活費と旅費には少し資金が足りません。ちょうどその時,一緒に勉強している一人の人が立ち寄り,費用の足しにと20ドルをさし出しました。―それはちょうど不足額だったのです。このような友人は金銭で得られません。しかし他の人に霊的な富を分かち合う人は,このような祝福を刈り取ります。―コリント前 9:14。

      22 金銀よりも価値があるものは何ですか。なぜ?

      22 箴言 3章13-18節(新口)は霊的な富のすぐれた価値をよく描写しています。「知恵を求めて得る人,悟りを得る人はさいわいである。知恵によって得るものは,銀によって得るものにまさり,その利益は精金よりも良いからである。知恵は宝石よりも尊く,あなたの望む何物も,これと比べるに足りない。その右の手には長寿があり,左の手には富と,誉がある。その道は楽しい道であり,その道筋はみな平安である。知恵は,これを捕える者には命の木である,これをしっかり捕える人はさいわいである」。

      23 パウロはどんなすぐれたさとしを与えていますか。

      23 永遠の生命を目ざして楽しい,平安な道を歩むさいわいな人に数えられることを望むならば,御自分と御家族に必要な物質的なものと霊的なものとのつり合いを保って下さい。金銭を愛することをテモテにいましめたパウロの言葉を心に留めて下さい。「あなたはこれらの事を避けなさい。そして,義と信心と信仰と愛と忍耐と柔和とを追い求めなさい。信仰の戦いをりっぱに戦いぬいて,永遠のいのちを獲得しなさい。あなたは,そのために召され……たのである。……この世で富んでいる者たちに,命じなさい。高慢にならず,たよりにならない富に望みをおかず,むしろわたしたちにすべての物を豊かに備えて楽しませて下さる神に,のぞみをおくように,また,良い行いをし,良いわざに富み,惜しみなく施し,人に分け与えることを喜び,こうして,真のいのちを得るために,未来に備えてよい土台を自分のために築き上げるように命じなさい」。これは良いさとしです。金銭で神の恵みと永遠の生命の祝福を買うことはできません。―テモテ前 6:11,12,17-19,新口。

      24 エゼキエルはどんな警告を与えていますか。

      24 富がもたらすかにみえる目先の益に欺かれてはなりません。エゼキエル書 7章19,27節の成就する時は間近いのです。「彼等その銀を街にすて基金はかれらの塵芥のごとくなるべしエホバの怒の日にはその金銀もかれらを救ふことあたはざるなり……彼等は我エホバなるを知にいたるべし」。きたるべきハルマゲドンの大患難のとき,金銭で神の保護を買うことはできません。

      25 どうすれば天に宝を積むことができますか。

      25 エホバの設けられた多くのよいもの,集会,奉仕,兄弟同志のよい交わりを十分に楽しみ,言葉と行いによって,霊的な富を第一にしていることを示しましょう。これらの事をして「虫も食わず,さびもつかず,また,盗人らが押し入って盗み出すこともない天に,宝」をたくわえるならば,最も大きな価値のあるもの,新しい世における健康な永続する生命の希望,平和,兄弟たちと共にささげる奉仕,エホバの恵みを楽しむことができるでしょう。間もなく過ぎ去る古い世の一時的な富ではなく,御国の事柄を生活の中で第一にして下さい。生活を変革させ生活に意義と目的を与える聖書の正確な知識を学び,それに基づく真の霊的な富を見出して下さい。金銭に対する愛ではなく,創造主エホバに対する愛に動かされて行動しましょう。「あなたの宝のある所には,心もあるからである」。―マタイ 6:19-21,新口。

  • 文書を求めない人にも再訪問する
    ものみの塔 1963 | 3月15日
    • 文書を求めない人にも再訪問する

      文書を求めなくても多少の興味を示した人がいるならば,そこにも再訪問してみる事は大切です。色々な疑問を持っていたある学校の先生の家に再訪問した一人の米国の伝道者はその事を良く知りました。3時間半も一緒に話し合ったのち,この誠実なカトリック教徒とその妻は伝道者が勧めた本を受け,毎週の聖書研究の約束もしました。やがて,この人は毎朝教会へ行くというそれまでの習慣を止めてしまいました。するとその地の教会の牧師がたずねてきて,もしエホバの証者との研究を中止しないなら,学校で教える事も許されなくなるだろうし,彼がアルバイトに経営しているダンス学校をだれも支援しないようにさせると言いました。このおどしめいたやり方について語りながら,「あのような宗教組織が真のキリスト教を実践しているなどとどうして信じていたのだろう」と彼は話しました。その後,牧師をしている彼の兄が,「弟を救う」ためと言ってやって来ました。自分の主張が全部聖書の言葉によって反論されたのを知った時,この牧師は非常に感情を害し椅子をたおし,あいさつもしないで出て行きました。2週間後,この夫婦は浸礼を受け,自宅を奉仕中心地として提供し,そこで集会が開かれています。―エホバの証者の1963年年鑑(英文)から

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