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良いたよりを伝える ― 目標 ― 家庭聖書研究王国宣教 1974 | 1月
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良いたよりを伝える ― 目標 ― 家庭聖書研究
1 家庭聖書研究の面で優れた増加が見られました。10月の3万6,196件という研究の最高数は,ほんとうにりっぱな報告でした。時が非常に短くなっているため,家庭聖書研究の活動を強化する点に引き続き努力を傾けることは大切です。家庭聖書研究は,命の救いを目ざして弟子を作るさいの基本段階です。―マタイ 28:19,20。
2 10月と11月の「目ざめよ!」予約運動で,合計約8万という驚くほど多くの新予約が得られたようです。1月から始まる「ものみの塔」の予約運動期間中には,さらに多くの新しい予約が得られることでしょう。これら新しい予約者全員を助けるためにわたしたちはさらに何を行なえるでしょうか。
3 「組織」の本の121から125ページには,再訪問を行なったり,家庭聖書研究を司会したりする点で役にたつ優れた提案が載せられています。これらの資料を注意深く研究し,それを実際に適用するのはよいことです。121ページにはこう書かれています。「わたしたちは人びとの命が危うくされている非常に緊急な時代に住んでいるので,そうした人びとを再び訪問するか,あるいはできるだけ早いうちにそれらの人びとに訪問がなされるよう取り計らうかしたいと思います。物事を成り行きまかせにするよりも,むしろ慎重に考え,わたしたちの活動をよく計画すれば,時に応じて必要な助けを差し伸べることができます」。
4 1月中,またそれに続く月々の間,すべての予約者を再訪問するために普通以上の注意を傾けるのはよいことです。最近予約した人すべてを訪問しましょう。確かに,多くの人は最近の世界情勢に考えさせられており,彼らの手もとに送られてくる雑誌はその点で彼らの関心を大いに引き付けているはずです。再訪問を準備するさいに,予約者がごく最近に受け取った何冊かの雑誌の中の,話し合うのによい話題にあなたご自身が通じるようにしてください。そして,家の人にそれらの雑誌を持って来るように勧め,こうした点の幾つかを話し合ってください。そうすれば,家の人は家庭聖書研究に関心を示すことでしょう。
5 しかし,研究の機会を開くこれらの雑誌が予約者のもとに送られてくるまで待つ必要はありません。多くの場合,最初の訪問で非常に友好的な関係が築かれます。その家を去る前に,もし家の人の都合がよければ,見本の雑誌あるいはプレゼントした小冊子の一つを用いて,研究の取決めについて数分間実際に示すことができます。そして数日後に,さらに話し合うためにその人を再び訪問し,そのさいに明確な取決めを設けることができます。もし,そのとき家の人が忙しいようであれば,少なくとも次の週のうちに再訪問の手紙を書くよう計画することもできます。再訪問で王国の音信を熱心に伝えるなら,それだけ大きな祝福を受けるでしょう。
6 定期的な研究が始まるまでには,そうした関心のある人びとを何度も訪問して質問に答えたり,疑問を取り除いたりしなければならないかもしれません。ある宣教者は,再訪問のさいに次の点を話し合うと非常に効果的であることに気づきました。(1)説明を加えながら,家の人といっしょに創世記 1章を読む。(2)聖書が,アダムから現代にいたるまでの人間の歴史をどのように記録しているかを簡潔に示し,創世記 5章および11章,マタイ 1章,ルカ 3章などのこうした記録が他に例を見ないものである点を指摘する。(3)現在および過去における預言の成就を幾つか説明する。このような話し合いは,その後に行なわれる研究に備えて,聖書に対する信仰を築く助けとなります。こうした論議の途中で,論理的に考えると,先祖崇拝はわたしたちを最初の先祖,つまり不従順な歩みを取って自分自身とその子孫すべてに苦しみと死とをもたらしたアダムの崇拝に導く点を指摘できます。
7 研究を始めるさいに。「見よ!」の小冊子の顕著な点を話し合ったり研究に使ったりしたいと思う人もいるでしょう。新しい「組織」の本が指摘しているように,研究のための決まった教科書はありません。関心が深まるにつれて,「真理」あるいは「真の平和と安全」の本のどちらかを事情に合わせて,いっしょに勉強したいと思う人も確かにいることでしょう。研究を進歩的に行ない,研究生の心のただ中に真理を鳴り響かせ,学んだ事がらを生活に適用するように助けてください。
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神権的ニュース王国宣教 1974 | 1月
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神権的ニュース
◆ 新しい王国会館の献堂が続いています。青森: 174人,郡山: 98人,坂出: 83人,益田: 5人の人々が献堂式に出席しています。
◆ 最近の巡回大会のさいの出席者とバプテスマを受けた人の数は次のとおりです。弘前: 619人,39人。小牧: 1,047人,52人。名古屋・今池: 1,035人,59人。いわき・北: 550人,30人。三条: 444人,25人。彦根: 500人,20人。吹田・新千里: 1,438人,79人。岡崎: 665人,28人。木更津: 1,485人,63人。
◆ 59人の伝道者のいる千葉・東会衆は6か月の間に合計84枚の一時開拓申込書を扱いました。
◆ ブルックリンの協会事務所は,8月に2,017枚の正規開拓申込書を受け取りました。以前の最高数は781枚でした。野外においてなすべき重要な業があり,兄弟たちはそれに十分にあずかろうと熱心に答え応じています。
◆ 10月に「王国ニュース」第16号を配布した区域を,再び訪問した結果,伊那会衆の11人の伝道者は,90件の新しい予約を得ました。これは,この会衆が昨奉仕年度じゅうに得たすべての予約の数とほぼ同じでした。
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質問箱王国宣教 1974 | 1月
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質問箱
◆ 結婚や葬式の話を行なえるのはだれですか。
結婚や葬式の話は,献身してバプテスマを受けた兄弟であればだれでもこれを行なえます。結婚の話の場合には,あらかじめ登録を完了し,それを証明する文書を話し手に示すべきです。そうすれば,話し手は,話の結びに,法律的な要求が満たされていることを発表できます。結婚や葬式の話をだれに依頼するかということは個人的な問題であり,関係している人々や家族が決定すべき事がらです。結婚や葬式の話は公開講演とはみなされませんから,その話をするために長老もしくは奉仕のしもべとしての任命が要求されることはありません。それが王国会館で行なわれる場合には,当然のこととして,その会衆の奉仕委員の許可を得なければなりません。その奉仕委員の承認があれば,別の会衆の献身した兄弟がそこの王国会館で結婚や葬式の話をすることは許されます。
献身しており,会衆内で良い立場にある男女は,自分たちの結婚のために王国会館を使用する許可を奉仕委員から得ることができます。献身していながら,献身していない人との結婚を計画している人に対しては,「主にある者と」結婚すべきことに関して助言が与えられるべきです。(コリント第一 7:39)もしその献身した人がその結婚を押し進めるなら,それに伴う責任はその人自身が負わねばなりません。委員はその結婚に対して王国会館の使用を許可する場合も許可しない場合もありますが,たとえ許可する場合でも,委員がその結婚を是認しているという意味ではありません。献身していないふたりが結婚の話のために王国会館を使用することも,もし委員が許可するなら許されますが,それらは,たとえ献身していないとしても,その社会で良い評判を得ている人々でなければなりません。献身していない人たちのために結婚の話をするかどうかは,それをする兄弟の良心上の判断にゆだねられます。王国会館で開かれる,結婚や葬式のための集まりすべては,品位のあるものでなければなりません。
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