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  • 科学はあなたの問題をほんとうに解決しますか
    ものみの塔 1975 | 5月15日
    • されている」。クリスチャンの使徒がテモテに告げたことは今日でさえも適切です。彼は「聖なる事がらを汚すむだ話や,誤って『知識』ととなえられているもの」を避けるようにと助言しました。―テモテ第一 6:20。

      聖書に見いだされる敬虔な知恵は,真のクリスチャンにとってどんなものにせよ,科学的な物事の価値を判断する助けとなります。それでたとえば,現在の世界の事物の体制を作り直して「より良いものに」することを科学者が語っても,真のクリスチャンは欺かれません。聖書によれば,「世は過ぎ去りつつあり」,しかも証拠の示すところによればその過ぎ去ることは間近いことを知っているからです。そのあとに続くのは神の作る新しい体制です。そこでは科学的な知識を含めてあらゆる知識が人間の益と神の栄光のために用いられるでしょう。―ペテロ第二 3:7-13。ヨハネ第一 2:15-17。

      実際のところ,人間の問題を解決するのに神の助けを求めるのはきわめて理にかなったことです。なぜそう言えるのですか。科学の直面している大問題のほとんどは,科学の制御できる範囲外にあるのではありませんか。確かにそうです。ひとつには科学は現代の経済および政治の体制にしばりつけられています。それで,「緑の革命」を科学が生み出してさえ,人々は相かわらず飢えています。なぜですか。政治官僚や,自分の利益のみを追求している人々のために,食糧は飢えている人々の手にまで届かないのです。科学はその置かれている体制によって弱められざるを得ません。

      さらに言えば,科学の知識はたとえ正確であったとしても完全ではないのが普通です。たとえば科学は近年ある国々における死亡率を奇跡の薬やDDTによって低下させました。しかし科学をもってしても,この同じ人々が食糧不足のために餓死するのを防ぐことができませんでした。エジプトのアスワンダムは電力やかんがい用水の供給などを目的に作られました。しかし恐れられている住血吸虫病もダムのためにいっそう早く広がりました。それで科学による進歩と見える事柄も,それを相殺する不利益な点を伴っている場合が少なくありません。必要なのは人間の環境全体を知る知識です。それを持っているのはだれですか。

      宇宙を創造したかたは,地球の生態系とそれを支配する力を確かにご存じです。地球の複雑な食糧産出の仕組を初めに設計した創造者は,生命の営みの相互関係に無知な人間がもたらした害を除くことができ,これらの仕組が人類の益のために働くようにすることができます。聖書に記録されているように飢餓や汚染などをなくすという創造者の約束は,ゆえに信頼できるものです。

      「萬軍のエホバこの山にてもろもろの民のために肥えたるものをもて宴をまうけ久しくたくはへたる葡萄酒をもて宴をまうく」と述べた神のことばを,わたしたちは信ずることができます。(イザヤ 25:6)同じく,「地を破滅させている者たちを破滅に至らせる」との神の約束を,わたしたちは全く確信できます。―啓示 11:18。

      ところで,人間の問題の解決を人間の科学にではなく,神に求めるべきもうひとつの理由があります。

      科学は人間を変えることができない ― 神にとっては可能

      人間の問題の根底にあるのは,多くの場合,人間自身です。科学は人間 ― その動機をほんとうに変えることはできません。そのことをよく示すものとして,犯罪の問題を考えてごらんなさい。犯罪の増加を防ぐために特別な装備が専門家によって考案されても,それによって人間の悪い欲望を除き去ることはできません。その道にたけているならば,人はどんな新しい仕掛けをも破る方法を見つけます。しかし神は人間の心の造り主です。人々がおびやかされることなしに生活するため,必要ならば人間社会からだれを除いたらよいかをいちばんよく知っているのは神ではありませんか。

      それゆえにこそ,神は現在の体制が過ぎ去って神の新しい体制の来るとき,犯罪に悩まされることはないと,間違いなく保証できるのです。「彼らはわが聖なる山のどこにおいても,そこなうことなく,やぶることがない」― イザヤ 11:9,口語。

      神から与えられる知恵は,学問と科学の正しい用い方を人間に示すことができます。聖書は,あなたが日ごとに直面する問題によりよく対処し,あるいはそれを解決する方法を教えています。聖書を学ぶことによって,あなたはそれを体験されるでしょう。聖書はまた,将来に対する確かな希望を与えます。あなたはこれらの事を望んでおられるのではありませんか。確かにそうでしょう。エホバの証人に相談してください。真のこの知恵についてもっと学ぶように,彼らは喜んで援助します。

  • 古代のサマリア人について調べる
    ものみの塔 1975 | 5月15日
    • 古代のサマリア人について調べる

      この世に生をうけた古今最大の教師イエス・キリストは,かつて隣人愛に関する心暖まる例えを話し,見ず知らずの人のために進んで資力を費やした,親切で同情心に富んだある男の人について語りました。強盗に襲われて,エルサレムからエリコに通ずる道路に半死半生のまま置き去りにされていたその見知らぬ男の人の窮状を見ながら,祭司やレビ人はいずれも見ぬふりをしました。しかし同情心に富んだある男の人は,その見知らぬ人をその場で介抱し,二日分の賃金に相当する金子を払ってその人の世話をほかの人に依頼しました。そして,それ以上要する費用を支払う義務をさえ自ら負ったのです。(ルカ 10:30-35)イエスの例えに出てくる,この同情心に富んだ男の人は,サマリア人でした。これは何を意味していますか。サマリア人とはいったいどんな民族でしたか。

      サマリア人について語ったイエス・キリストのほかのことばを調べてみると,サマリア人はユダヤ人以外の異民族の遺産をある程度受け継いだ民族であることがわかります。使徒たちの働きを「イスラエルの家の失われた羊」に集中するよう指示したイエスは,明らかにサマリア人を除外なさいました。(マタイ 10:5,6)さらに別の時には,サマリア人のことを「他国の人」つまり別の「種族」の人と呼びました。―ルカ 17:16-18,王国行間逐語訳。

      しかし,「イスラエルの家」の者ではない人々がどうしてイスラエル民族の領土内のかなり広い地域に住むようになったのでしょうか。そのような事態が生じたのは,西暦前八世紀にイスラエルの十部族の王国がアッシリア人の手で倒された後のことでした。アッシリア人は多くのイスラエル人を流刑囚として連れ去り,後日その代わりに異民族を入植させました。―列王下 17:22-24。エズラ 4:1,2。

      やがて,それら異民族はイスラエル人の信仰を一部共有するようになりました。どうしてそうなったのでしょうか。というのは,アッシリア人による征服のためイスラエルの領土のかなりの部分が荒廃し,各地でライオンがふえ,町や村の近くにまで出没するようになったのです。(出エジプト 23:29と比較)そのため,多数の外国人がライオンの犠牲になったようです。新しい居住者たちは,その土地の神を崇拝しなかったためにそうした事態が生じたのではなかろうかと考え,事情をアッシリアの王に知らせました。アッシリアの王はそれに答えて,子牛を崇拝するイスラエル人の一流刑囚であった祭司を送り返しました。その祭司が,移住させられた人々にエホバのことを教えました。しかし,その祭司は,倒された十部族の王国の初代の王で子牛崇拝を導入したヤラベアムが行なったような仕方で教えたのです。ですから,それら異民族はエホバについてある程度知ったとはいえ,依然として偽りの神々の崇拝を続けました。―列王下 17:24-31。

      それに,それら異民族の信仰はやがて変えられていったようです。雑婚がその一因となったことには疑問の余地がありません。というのは,アッシリア

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