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  • 『すべての国の人々を弟子とする』
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1970
塔70 8/15 508–509ページ

『すべての国の人々を弟子とする』

エホバの証人の1970年度年鑑より

南アフリカ

人口: 19,167,000人

伝道者最高数: 20,445人

比率: 937人に1人

南アフリカでは,エホバの奉仕という点で,昨奉仕年度は深い喜びと興奮にみちた年でした。昨奉仕年度は,「すべての国の民のための福音」地域大会をもって始まり,また,「とこしえの命に導く真理」と題する,小型のすばらしい本が発表され,さい先のよいスタートを切り,二,三年来停滞気味だったわざは,いよいよ動きはじめました。伝道者数は急速に増加し,4月までに新最高数に達しました。また,うれしいことに,これまでのどの奉仕年度よりも多くの人がバプテスマを受けました。この国から500人の兄弟たちが,ロンドンで開かれた,「地に平和」国際大会に出席する計画を立てたことは,いっそう大きな刺激をもたらしました。さらに,この国のアフリカ人の兄弟たちが,海外での大会に出席するのに必要な旅費を初めて交付されたことが明らかにされるに至って,興奮はいっそう高まりました。そのうちの10人は全時間奉仕者で,大会のための旅行基金の援助を受け,ものみの塔協会により派遣されました。それらの兄弟たちの喜びと感謝のほどには著しいものがありました。彼らだけでなく,援助を受けた他のすべての兄弟たちは,この基金のために愛ある寄付をした全世界の兄弟たちすべてに感謝を表わしたいと願っています。

南アフリカの支部は,この国のわざを監督するほか,アセンション島,ボツワナ,レソト,セント・ヘレナ,南西アフリカおよびスワジーランドのわざを監督しています。まず南アフリカからの報告を次に掲げます。

広い国土を持つ南アフリカには多くの農業経営者がいます。昨奉仕年度にはそれら農業を営む人々に聖書の音信が伝わるよう,特別の努力がなされました。農場はたいてい数キロ離れているため,車で行く以外に方法はありません。ものみの塔協会の支部事務所では,こうした農業の区域が正確に地図にしるされ,会衆は農業区域をそれぞれ申し込むよう勧められました。それは良い反響を呼び,いくつかの会衆は300キロ以上離れた区域を引き受けました。こうして,それら農場の人々に御国の良いたよりを伝えるため,数千キロにも及ぶ区域で伝道が行なわれました。車を持つ,ある群れの伝道者たちは,約500平方キロもの区域をまわり,その間に百か所の農場を訪れ,「とこしえの命に導く真理」と題する本を90冊配布しました。こうして,真理に飢えかわく人の多くが見いだされ,現在それらの人々は,手紙や再訪問を通して兄弟たちの援助を受けています。いくつかの会衆は,毎月1回,長距離の再訪問をする取り決めを設けて,そうした羊のような人々を世話しています。

親切と巧みさが示されたために,ある人が真理を受け入れるのはよくあることです。ひとりの姉妹は次のような経験を語っています。「夫が最初,エホバの証人に関心を持つようになった時,わたしは夫に対して,あらゆるいやがらせをしました。夫との聖書研究を司会する兄弟は,天気が良くても悪くても,一度も欠かさず,いつも自転車でやってきました。ある月は悪天候が丸1か月続いたので,その人もついには来なくなるだろうと,わたしは考えました。(わたしは毎回その場にいなければなりませんでした。しかし,わたしはいつもいやな態度を示していたので,その兄弟と夫は,失礼な態度をとりませんでしたが,わたしに話しかけることはほとんどありませんでした。)ところが,その兄弟は聖書研究を司会するため,時間どおりにやって来たのです。そのことに心を動かされたわたしは,これほどの努力を払って聖書研究をするのはなぜだろうかと考えはじめました。そうしたある日,夫は開拓者たちを昼食に招きました。わたしはまったく意地の悪いことに,わざと食べ物をこがしました。ところが食事が済むと,開拓者たちはわたしのところに来て,おいしい食事をいただきましたといって,礼を述べるのでした。あまりにも礼儀正しい態度に心を打たれたわたしは,その夜聖書とその手引きを何冊か取り出し,深い興味をいだいて読みはじめました。夫と夫が招いたふたりの証人にこうしたひどいことをしても,夫はわたしをひとこともしかりませんでした。兄弟たちが親切を示してくださったおかげで,わたしは引き続き聖書を学び,今ではわたしもエホバの証人になりました。わたしは,エホバが寛容を示してくださったことをほんとうにうれしく思っています。娘は現在,会衆で開拓者として働いており,わたしたちは家族が一致してエホバに仕えられることを喜んでいます」。

大会に出席するエホバの民の良いふるまいが見過ごされることはありません。ひとりの姉妹とそのむすこは,病院に行くのにタクシーを拾いました。タクシーの運転手は,しばしば地域大会の会場として使われる公会堂の管理人をしていたことがあるので,その姉妹がエホバの証人であることに気がつきました。そしてエホバの証人の知らない裏話をしてくれました。その会場を貸す権限を持つ委員会は,エホバの証人に偏見を持っていました。委員の大半がオランダ改革教会に属していたからです。しかし,その地域の住民はだれでも会場を借りる権利を持っているため,最初,委員はエホバの証人に会場を貸しました。そして,それ以後会場の使用を断わる理由をつくるため,現在タクシーの運転手をしている,かつての管理人に,エホバの証人に関する苦情の種をさがすよう依頼しました。大会の終わった翌日の月曜日,委員は,エホバの証人に関する苦情を報告してもらうためにその管理人を呼びました。彼はこう答えました。「わたしがエホバの証人に対してただひとつの『苦情』を述べるとすれば,証人たちはたいへんりっぱにふるまい,清潔であり,委員会の資産を大切に扱っているということです。子どもたちは会場のまわりの紙くずを拾いました。洗面所は少しもよごれておりません。そのうえ,大会の終了した日曜日の晩には,男の人たちが背びろを脱いで作業衣をつけ,会場を清掃しました」。こうしたすぐれた報告がなされて以来,なんの障害もなく,その会場を地域大会のために借りることができるようになりました。

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