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  • エズラは公正と憐れみを強調する
    ものみの塔 1979 | 5月1日
    • を行なっていたため,その申し出はゼルバベルにより退けられました。―エズラ 4:1-4。列王下 17:29。

      神は復帰したイスラエル人の取った立場を是認されました。というのは,サマリア人たちと協力するなら,真の崇拝において「不つりあいにも不信者とくびきを共にし」,神の神殿と偶像の間に一致をもたらすことになるからです。(コリント第二 6:14-16)しかし,味方を装った者たちがペルシャ政府に働きかけて問題を引き起こすようになると,復帰した残りの者たちのりっぱな精神もぐらつき始め,ユダヤ人たちは力を失って神殿の建設は遂にとだえてしまいました。―エズラ 4:8-24。

      その間に,ユダヤ人たちは,自分の家や自分の事柄に対する利己的な関心事のため,神の家を荒廃させてしまいました。しかし,神の目的が妨げられることはありませんでした。(ハガイ 1:8,9)神は,預言者ハガイとゼカリヤを遣わして,エルサレムに戻った目的をユダヤ人たちに思い起こさせました。ユダヤ人たちはそれに答え応じ,反対にもかかわらず神殿の建築が再開されました。(エズラ 5:1,2)エホバは,彼らの恐れを持たない従順な態度を祝福されました。ユダヤ人たちがペルシャ人の王ダリヨスに訴えた結果,周囲の諸州の総督たちは,ユダヤ人に対する妨害をやめ,国の財産から財政面での必要な援助を与えて助けるようにと命じられました。ダリヨスのこの認可により業は完成し,大きな喜びのうちに神殿の奉献式が行なわれました。―エズラ 6:6-12,16-22。

      ユダヤ人の善良さではなく,神の憐れみが神の目的を成し遂げる

      しかし,清い崇拝の復興がこのように成功したのは,復帰したユダヤ人の善良さによるのではなく,むしろ,神がご自分の目的を遂行する際に示された憐れみによります。なぜでしょうか。なぜなら,神はご自分のしもべエズラを遣わさねばならなくなったからです。神の憐れみと保護が明示されたにもかかわらず,復帰したユダヤ人たちは,以前には堅く守っていた原則,つまり,異教の崇拝者から離れているという原則を犯していたのです。今や彼らは,不信者で偶像崇拝者である女性たちと最も親密な関係,つまり結婚関係に入るほどになっていました。祭司やレビ人や君たちでさえ,神の命令に対するこうした罪深い不従順に陥っていました。―エズラ 9:1,2。

      たまたまこの記事をお読みになった方はユダヤ人のしたことがそれほど悪いとは思われないかもしれません。でも,考えてみてください。もし,ユダに帰還したごく少数のユダヤ人が,周囲の諸国民と何ら変わるところがなくなったとしたら,どうなっていたでしょうか。彼らは実際に,ユダヤ人の神と,その神殿を中心とする崇拝に反対していたのです。清い崇拝は地上から姿を消していたことでしょう。そのわずか数年後のネヘミヤの時代に,このような結婚によって生まれた子供たちは,ヘブライ語を話せないということが判明しています。―ネヘミヤ 13:24。

      エズラは,こうした不従順の恐るべき意味を理解することができました。エズラはぼう然としてしばらくの間座っていました。それから,集まったユダヤ人帰還者の前で,エズラは彼らの重大な罪と恩知らずの行為を明らかにする公の祈りを捧げました。その祈りの一部は次のようなものです。

      「私たちの過ちのために,私たち,すなわち私たち自身,王たち,祭司たちは諸国の王たちに渡され,剣にかけられ,とりこにされ,強奪に遭い,顔の恥を強いられて,今日ある通りです。ところが今,しばらくの間,私たちの神エホバからの恵みが臨みました。これは,逃れた者たちを私たちのために残し,その聖なる所で私たちに掛けくぎを与えてくださることによってですが,……私たちの目を輝かせ……るためでした。……それでは今,私たちの神よ,こののち何と申し述べたらよいでしょうか。私たちはあなたの戒めを捨てたからです。……自分たちの悪い行ないと,大いなる罪過のため私たちに臨んだすべてのことの後に,……私たちは再度あなたの戒めを破(って)……良いでしょうか」― エズラ 9:7-14,新。

      こうしてエズラは,神とすべての民の前で,神から特別の憐れみを示された人々が恩知らずで邪悪な者であることを認めました。エズラは許しを求めませんでした。神の怒りが彼らから離れるのを期待する前に,民自身が悔い改めて物事を正さねばならなかったからです。自分たちの状況がよこしまであることを悟った民は,心から悔い改めて答え応じました。彼らは外国人の妻たちを離縁しました。それで,神は彼らを許し,その土地にとどめておくことができました。―エズラ 10:44。

      それで,神の憐れみは誤って示されたのではありませんでした。預言者ハガイとゼカリヤを遣わすことによって示された神の心遣いや,エズラを通して神が備えられた統率力により,清い崇拝はしばらくの間保たれました。今日でも,昔と同じく,神を知って神との親密な関係に入りたいと願う人々は,神の目的のために仕え,神の憐れみと保護を受けることができます。

      「わたしは,自分に力を授けてくださったわたしたちの主キリスト・イエスに感謝しています。わたしを奉仕の務めに割り当てて,忠実な者とみなしてくださったからです。さきには冒とく者であり,迫害者であり,不遜な者であったわたくしをです。わたしはあわれみを示されたのです。わたしは知らないままに,そして信仰のないままに行動していたからです。しかし,わたしたちの主の過分のご親切が,信仰とともに,またキリスト・イエスに関連した愛とともに,大いに満ちあふれたのです」― テモテ第一 1:12-14。

  • 「生ける希望」地域大会のために今準備しましょう
    ものみの塔 1979 | 5月1日
    • 「生ける希望」地域大会のために今準備しましょう

      「希望は人の胸中に永遠なるものを生じさせる」。これは18世紀の有名な英国詩人の言葉です。しかし希望を抱くことと,それを確信し,信頼できる生ける希望を持つこととは全く別問題です。

      人類は真に希望を必要としています。不幸,犯罪,不道徳,家庭の崩壊,破たんをきたす結婚生活,憎しみ,飢え,暴力,絶望などの見られる現代においてはなおさら必要です。しかし地上に住む大勢の人々のなかで,だれが真の希望の音信を語ることができるでしょうか。

      エホバ神は長い間虚無に服してきた人類の状態をご存じです。エホバは「希望を与えてくださる神」であり,本当に確かな希望を備えてこられました。(ローマ 8:18-25; 15:13)エホバの証人たちはこの聖書に基づく希望を世界中の人々に宣べ伝えられることを本当に喜んでいます。

      そうです。真のクリスチャンは生ける希望を抱いています。しかしどのようにその希望についての知識や認識を増し加えることができますか。エホバのご意志なら,エホバの証人の「生ける希望」地域大会はまさにこの目的にかなうものとなるでしょう。霊的に報いの多い四日間の大会のひとつに出席するため,今から準備を始めてください。今年の夏の大会は下記のように計画されています。

      7月19-22日: 広島県福山市。福岡県北九州市。

      7月26-29日: 愛知県名古屋市。

      8月2-5日: 青森県弘前市。埼玉県所沢市(計画中)。大阪府吹田市。

      8月9-12日: 北海道札幌市(計画中)。

      8月20-23日: 京都府京都市(計画中)。

      8月23-26日: 沖縄県那覇市。

      (上記のほか,東京都内でも大会が計画されています。)

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