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  • 神の目的とエホバの証者(その22)
    ものみの塔 1961 | 7月15日
    • 連盟の終りは先見された

      ロイス: それはきっと第5番目の決議の時でしょう。この大会は,どこで開かれましたか。

      ジョン: 5月25-31日,英国ロンドン市のアレキサンドラ・パレスで開かれました。しかし,日曜日の公開集会は,ローヤル・アルバート・ホールで開かれました。j 金曜日の午後,イザヤ書 49章にもとづく協会の会長の話の後に,その決議は大会に提出されました。そしてその後に「神の救い」という本が大会で発表されました。その決議は「世界の支配者たちへの証言」と題され支配者全部に課せられた責任に人々の注意を喚起していました。なぜなら,時代のあらゆる証拠は,神の御国が1914年に天で設立されたことを証明していたからです。この決議の第5番目の箇条は,次のことを言明しました。すなわちこの決定的な証拠にもかかわらず ―

      「商業支配者,政治支配者,そして教会支配者たちは,神の御言葉に反して,国際連盟と呼ばれるにせのものを使用してこの世を安定させ人々を支配させようとした。このものは,国際連盟と呼ばれ,神の御国の地上における政治的な表現という,きわめて悪いぼうとく的な言葉でたたえられた。国際連盟条約の真実の著者にして父はこの悪い世の神サタン悪魔である。サタン悪魔は,人々をあざむいて彼らを真の神から引きはなし彼の悪い支配の下に保とうとする最後の死にものぐるいの努力をしたのである。平和と繁栄を確立するためのその条約の提案者たちは7年間いっしょうけんめい努力してきたが,いまは国際連盟が全くの失敗であり,その完全な崩壊は短時間になされるということが認められている,……」。k

      トム: それはずいぶん重大な言葉ですね。特に1926年という昔においては重大な言葉と言えますね。

      ジョン: そのとおりです。しかし,ジャッジ・ルサフォードは聖句と事実でもってそのことを裏づける準備をととのえていました。次の日曜日,彼は堂々たる話をして,その決議をさらに説明しました。「なぜ世界強国は危険に瀕しているか ― その解決策」は彼の話の題でした。その序文において彼は次のように語りました。

      わたしはいま,次のことを証明しようと思う。すなわちこの世界の艱難は,次の理由の故に生じたのである。(1)エホバ神の律法はすてられて,無視された。(2)各時代を通して世界強国は組織され,うけつがれ,いまは英領帝国で最高潮に達した。(3)これら世界強国全部において,宗教の名の下に,また全能の神の名のもとに欺まんがさかんに行なわれ,牧師たちはそのような欺まんを行なうために主として用いられた。(4)全能の神が御自身を人に知らせ,あらゆる偽善に対して怒りを示す時は来た。(5)この目的のためにエホバ神は油をそそがれた王を権威とさばきの御座につけた。(6)神の御国は,すべての人間の艱難に対する完全な救済であり,そして,(7)地上の支配者たちはいまこれらの事実を聞いて注意を払うべきである。l

      国際連盟は「荒らすにくむべきもの」としてばくろされました。また,黙示録 17章11節に述べられている「第八番目」の王としてばくろされました。大英帝国は,第七番目の「王」で,国際連盟の主要な支持者でした。連盟が英国の支持に依存していることを示すため,ルサフォード兄弟は次のように語りました,「明日,英国が連盟から脱退するなら,連盟はただちに崩壊するであろう」結論の中に,彼は神の御国の祝福を述べました。

      心をふるい立たせたこの公開講演と大会の採決した決議の中には,時代の中でももっとも大切なニュースがふくまれていました。しかし,80万人の読者を持つ月曜日の「デイリー・ニュース」aの有料の1頁全部をのぞいては,その音信は一般の新聞により無視されました。この新聞の頁の再版は全地にひろく配布され,5000万部bも印刷されました。英国の大ぜいの人々は,証言に注意を向けませんでしたが,幾年ものあいだロンドンが黙示録 16章10節に述べられている「けもののくらい」であると述べられたことをおぼえていました。

      この年1926年のいちばん最初の1月1日号の「ものみの塔」の中心記事は,「だれがエホバをあがめるか」という心ふるいおこす質問を神の民に投げかけました。さて,ロンドン大会の5月29日,「奉仕の日」と指定された日には,幾百人というエホバの証者の大会出席者たちは街頭伝道に出かけ,入々の手中に11万部の新しい冊子「国民の旗」(英文)を渡しました。「ものみの塔」に現われた大会の報告は次のような言葉でもって,このロンドン証言のことを説明していました。

      大会での奉仕の日にこのようなものは一度も知られていなかった。友たちは熱心さで湧き立っていた。彼らは「汝らはわが証者,われは神なり」とのエホバの命令に従うため最善をつくした,と感じた。c

      それから5年後にこれらの言葉がどういう意味のあるものであったか,また彼らのためにさらに多くの真実の幸福が備えられていたことを,彼らはほとんど認識しませんでした。

  • 読者よりの質問
    ものみの塔 1961 | 7月15日
    • 読者よりの質問

      ● 姉妹たちが神権宣教学校で,第3,第4の研究生の話をする時,頭に物をかぶる必要がありますか。―アメリカの一読者より

      それらの話をする時,姉妹たちが頭に物をかぶる必要はありません。この場合姉妹たちは,献身した男子を教えているのではなく,助言を与えてもらうために自分の教える能力を実演で示しているだけです。こういう目的で彼女たちが話し,またこの学校が男子の監督のもとにある以上,姉妹たちは頭に物をかぶる必要はありません。同じ理由で,奉仕会の実演に参加するときも,頭に物をかぶることは要求されていません。

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