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結婚という課程から学ぶ目ざめよ! 1971 | 2月22日
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ないかもしれません。そうすることは,許す人と許される人の双方に幸いをもたらすものとなるでしょう。―マタイ 18:21,22。
確かに結婚は,多くを学べる一種の課程ということができます。結婚生活は,聖書の諸原則を実際にあてはめる数々の機会に恵まれていますから,歳月を経るにつれて,いっそう多くの知恵を学び取ることができるでしょう。そうする人々は,平安な思いや満足また幸福をもって豊かに報われ,なかんずく,結婚の創始者であられるエホバ神の是認を受けることになるでしょう。
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わたしたちのはく くつ目ざめよ! 1971 | 2月22日
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わたしたちのはく くつ
どんなスタイルのくつをはこうか。大きさはこれでよいのか。くつがじょうぶにできているかどうかは,どうしたらわかるのか。くつを買う際,必ずこうした問題や,他にもたくさんの質問を考慮しなければならない。
そうした質問を慎重に考慮するのはたいせつである。なぜなら,一足のくつが,それを新しく購入した人の全般的な健康と福祉に及ぼす影響は,決しておろそかにはできないからである。自分の足によく合っていないくつは,激しい痛みや不快感を催させ,頭痛,背の痛み,こむら返りの誘因となることさえある。まめ,つめの障害,指の変形,へんぺい足といったつらい足の病気は,注意してくつを選べば,たいてい避けられるものである。
人は生がいに12万キロ以上歩くという。それほどの距離を気持ちよく歩かないというほうはない。
スタイルに欺かれて,はきごこちを軽視してはならない
では,どのようにしてくつを買えばよいのか。不幸なことに,多くの人は,はきごこちよりもスタイルを重視したくつを選ぶ。そのようにしてくつを選ぶと,たいていの場合,相当痛い思いをさせられる。いかにスタイルが良くとも,ついには,自分で自分を苦しめるやり方に耐えられなくなって,くつを投げ出してしまうのが関の山であろう。
スタイルを第一にしてくつを選ぶなら,思いがけない問題をみずから招いたり,足の形をひどくそこなったりすることになりかねない。たとえば,数年前,先の細いくつが流行したが,それに関して一通の手紙が,アメリカ,オハイオ州クリーブランドのプレイン・ディーラー紙に掲載された。「高価な犠牲を要求するスタイル。一女性,足の指2本を失う」という見出しのもとに,その手紙はこう述べている。
「おおかたの女性と同様,私も流行を追いたくて,みんながはいているようなくつを買いました。先のとがったハイヒールは,はきごこちが悪かったのですが,流行だからしかたないと思っていました。ところが,足があまりにも痛むので,医師にみてもらったところ,指を2本切断しなければならないと告げられました。私の驚きは想像にかたくないことと思います。それは1年前のできごとですが,それ以来,足の指を1本か2本切り取った女性のことは,何度も聞いています」。
だから,くつを買う際には,スタイルに欺かれて,はきごこちを軽視してはならない。くつは,その用途に応じて,適当なものを選ぶことである。歩行あるいは仕事用のくつ・ふだんはくくつ・よそ行きのくつ・常時はくくつ,というようにいろいろある。
足に正しく合うかどうかを確かめる
くつそのものがよくても,足に正しく合うものを注意して買うようにしなければ,やはり足を痛める。その点,くつを買う時間を確かめるのがよい。なぜかというと,たとえば,朝早く,自分の足に合うくつを買おうと思っても無理だからである。その日の後半になるほど,幾分かではあるが,足は膨張する傾向がある。したがって,くつを買うのは,午後おそくなってからが賢明である。また,暑い気候のもとでは,足は伸長することを覚えておくとよい。
大ぜいの人が経験していることであるが,新しいくつを買う場合,足の大きさを計ってもらうのが望ましい。一つには,メーカーによってくつのサイズに多少の相違があるからである。また,ある人たちの経験によると,足の大きさを計ってもらう時には,起立するのが良いそうである。そうすれば,足は伸長し,全体的によくあったくつを選べる。それに,片方の足が他方の足よりやや大きい場合が普通であるから,両方の足の大きさを計ってもらい,大きい方の足に合ったくつを選ぶことである。
かかとはきちんとしていて,はまりぐあいの良いものでなければならず,きつすぎるのは禁物である。同時に,かかとの高さや形も,特に女性のくつの場合,重要な問題である。一般に,女性が足の病気にかかる率は,男性の場合の4倍に相当するが,それはハイヒールにおもな原因がある。かかとが高ければ高いほど,からだは前方に傾斜し,平衡を保つために腰部が後方に引っ込む。この姿勢は不自然であり,無分別にも長期間ハイヒールをはいていると,足や背にいろいろな問題を起こす。一般的に言うと,かかとは高さが4センチを越えてはならず,しっかりと足が立てるよう,幅が十分なければならない。かかとがまるでくぎのように細い,いわゆる“スパイク”式のくつは,足のためにもよくないし,姿勢を悪くする原因となる。
足の一番幅広い部分が,くつの一番広い部分に楽々とはまるようでなければならない。つま先には,足の指が普通に並ぶだけの広さが必要であり,一番長い指よりやや長めのくつを求めるべきである。ある程度,その中で足の指を動かせるようなくつでないと,小さすぎるとみてよい。くつが窮屈すぎたり,短すぎたりすると,指は,V字を逆にしたような形にならざるをえず,かぎ形に曲がってしまう。そうした変形した足指を持つ人は少なくない。くつは,買った時点で,すでにはきごこちがよくなければならない。はいているうちに慣れてくるだろう,と期待するのは賢明ではない。
くつを買ったなら,家に帰ってから,敷物の上でもう一度はきごこちをためしてみるとよい。思うように足に合わなければ,取り替えてもらえるかもしれない。
子どものくつ
子どものくつを選ぶ際には,特に注意がかんじんである。幼児や十代の子どもが足に問題を起こす場合,最も一般的な原因は,足に合ったくつをはいていないということである。くつがすぐ小さくなってしまう,ということがよくある。この点に対して,ザ・ワールド・ブック百科事典はこう指摘している。
「くつの大きさは,2歳から6歳までの幼児の場合,4ないし8週間ごとに,6歳から10歳までの児童の場合,二,三か月ごとに変わる。12歳から,15歳までの少年少女は,
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