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イチジクの葉,ファッションそして体型 ― 女性の衣装について目ざめよ! 1985 | 2月22日
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準備することから始めるなら,ドレスが一着しかなくても,装身具,スカーフ,ショール,ベルト,ハンドバッグ,ジャケット,ストッキング,靴などの使い方ひとつでよそ行きにもなれば,普段着にもなります。かといって,こうしたアクセサリーを全部そろえる必要もありません。ちょっとしたリボンをつけるだけでも新鮮さが生まれ,楽しい気分になれます。
服と同じくアクセサリーにも注意を払い,その場に合ったものを用いるようにします。すり傷のある汚れた靴は庭仕事には向いているかもしれませんが,ビジネスで人と会う約束のある時や,正装していかなければならない時などには向きません。ストッキングは伝線していないか調べます。ハンドバッグはどうでしょうか。ぼろぼろになっていたり,破れたり,物を入れ過ぎたり,ひもにガムテープが巻きつけられていたりするでしょうか。それともきちんとしていて,物が適度に入っている状態でしょうか。どんなにいい服を着ていても,爪が折れたり割れたり,マニキュアがはげていたりすると台無しです。またどんなに容姿が美しくても,髪や帽子やかつらが汚れていたり,きちんとしていなかったり,似合わなかったりすれば美しく見えません。注意しないと,人々はあなたという人や,あなたが言った事柄よりもそうした点のほうを覚えているかもしれません。
もう一つ見逃せないアクセサリーは良い姿勢です。姿勢が良ければ着ている服も引き立って見えます。
店に足を向ける前に洋服だんすへ
こうしたことを知ったらさっそく店へ足を向けますか。いいえ,むしろ洋服だんすのほうへ行きます。持っている服を全部取り出してえり分け,今あるものをどう組み合わせるかを考えてみます。12点の衣服で48のアンサンブルができるのをご存じでしたか。
しかしそうしたことについては本誌の次号で取り上げたいと思いますので,洋服だんすから服を出すのはもう少しお待ちください。ではまた2週間後に。
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使い捨てのおもちゃ,使い捨ての価値観目ざめよ! 1985 | 2月22日
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使い捨てのおもちゃ,使い捨ての価値観
ロンドンのデーリー・メール紙が伝えるところによると,子供のおもちゃの世界では,「伝統的なものが流行の最先端をゆくおもちゃに追い越され,品質の良いものがくだらないおもちゃのために押しのけられている」ということです。児童精神科医のキーラン・ウォルシェ-ブレナン博士は,そのことは「若い世代の安定性と倫理性」についてあることを物語っていると考えます。昔はおもちゃがよくできていて,子供たちはおもちゃを大事にするように,またよく管理するように教えられたものだと同博士は言います。そうしたおもちゃの「長持ちする品質」は「人々のはるかに安定した,また倫理にかなった精神態度を反映していた」が,それと対照的に,「今日の使い捨てのおもちゃは本来こわれやすく,結婚に対する多くの若者の態度に似ている。続いているあいだは良いが,いとも簡単に投げ捨てられるからだ。多くの若者の不安定性をよく示している」と同博士は言います。
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イナゴの飛ぶとき目ざめよ! 1985 | 2月22日
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イナゴの飛ぶとき
イナゴは体が冷たいと飛ぶことができません。ですから夕方になって気温が下がると普通は生けがきの中や壁の割れ目に身を潜めます。太陽が出て体が暖まるまでは,イナゴの筋肉はこわばったままで,体温が摂氏21度ほどになって初めて飛べるようになります。
イナゴに関するこうした事実はナホム 3章17節を理解する助けになります。そこには次のように書かれています。「あなたの番兵たちはいなごのようだ。あなたの徴兵官たちはいなごの群れのようだ。彼らは寒い日には石囲いの中で宿営している。太陽が輝き出るだけで,彼らはまさに逃げて行く。そして彼らがどこにいるかその居所は全く分からない」。ニネベの番兵や徴兵官たちは包囲という熱のために姿をくらましてしまうのです。イナゴの群れが太陽の光を受けて暖まると突然飛び立つのと同じように姿を消すのです。
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