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どれほど時間があればよいと思いますか目ざめよ! 1980 | 12月8日
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実のところ,永遠の命を得ると不幸になるのではないかと恐れる人々は,現在の自分の生活が不幸であることを明らかにしています。そのような仕方でいつまでも生き続けると考えて,身震いする思いなのです。しかし,そうした人も,より良い,より興味深い,より深い満足をもたらす生活を切に望んでいるかもしれません。
それこそ神が約束しておられる事なのです。人間の現在の苦悩を長引かせるのではなく,神は人類に新しいスタートを切らせることを約束しておられます。新しい政府である「天」と,新しい「地」,つまり新しい人間社会だけでなく,アダムの子孫すべてにとって新しい経験となる状態を備えてくださるのです。「神の約束によってわたしたちの待ち望んでいる新しい天と新しい地があります。そこには義が宿ります」と記されています。また,この地上に行き渡る状態について,聖書はこう述べています。「『神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死もなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである』。そして,み座にすわっておられるかたがこう言われた。『見よ! わたしはすべてのものを新しくする』。また,こう言われる。『書きなさい。これらのことばは信頼できる真実なものだからである』」。―ペテロ第二 3:13。啓示 21:1-5。
あなたはどうしますか
エホバの証人は関心を抱く人々の家庭で喜んで時間をかけて聖書について話し合いますが,そのことはご存じであるに違いありません。この奉仕は無償で行なわれ,この奉仕を受けたからと言って,家の人に何かに加入する義務が生じることもありません。世界中で120万人以上の人が,この奉仕の益に定期的に,毎週あずかっています。この取り決めを利用しようと考えたものの,忙し過ぎて時間が取れないと感じた方もおられることでしょう。
あなただけでなく,ほとんどすべての人が時間に追いまくられていると感じていますが,この号の「目ざめよ!」誌がその理由をさらによく見通すのに役立ったことを願ってやみません。もしかすると,人生に対して新たな見方を持ち,「自分は人生で本当に重要な事柄のために時間を用いているだろうか。それとも,そうした事柄を締め出しているだろうか」と自問するよう読者を動かす役に立ったかもしれません。
本当に時間を貴重なものと感じておられるなら,永遠の命という神の約束について聖書の述べる事柄をさらに調べてみなければなりません。同時に,聖書を研究すると,現在の生活の質を向上させるのに役立つ,数々の実際的な助言を身に着ける結果になることにもお気付きになるでしょう。
ご近所のエホバの証人と連絡を取るか,この雑誌の発行者に手紙をお寄せになり,資格のある人がお宅を訪問するよう取り決めてはいかがですか。そのために必要とされる時間はごくわずかですが,その結果,これまで考えもしなかったほどの時間を自分のものにできるでしょう。
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「出世を捨てた人は幸福になる」目ざめよ! 1980 | 12月8日
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「出世を捨てた人は幸福になる」
「出世街道の途中で,会社の管理職を離れ,収入も少なく,重圧も少ない仕事に移る人は,大抵,その結果としてより幸福な生活とより幸福な結婚関係を享受する,とある大学の調査は述べている。……
「『そうした人々は概して,自分たちの生き方をよりよくコントロールでき,自分の仕事の結果を見,それと同時に他の人々の助けにもなるような生き方を求めている』と,[一研究者は]述べている」― ザ・デンバー・ポスト紙。
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