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「しるし」を正しく読み取れるのはだれですかものみの塔 1985 | 2月1日
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19 第一次世界大戦後,アメリカ・キリスト教会連邦協議会は国際連盟に対しどんな立場を取りましたか。
19 第一次世界大戦は1918年11月11日に終わり,翌月にアメリカ・キリスト教会連邦協議会は,当時提唱されていた国際連盟を支持する立場を公に表明しました。この宗教団体は,同連盟が「地上における神の王国の政治的表現」であると宣明したのです。アメリカ合衆国は政治的な理由から,この宗教的な推奨の言葉を無視し,国際連盟に参加することを拒み,常設国際司法裁判所にのみ加わりました。それでも同連盟は1920年の初頭に機能を開始し,教会連邦協議会の成員は,同連盟に祝福と支持を与えました。
20 エホバの民は国際連盟に対してどんな立場を取りましたか。彼らは何を宣伝し始めましたか。
20 他方,「ものみの塔」誌と,同誌を配布するエホバの民は,国際連盟を神の王国の政治的代用物としては認めようとしませんでした。また,国際連盟を,イエス・キリストが教えられた,「あなたの王国が来ますように。あなたのご意志が天におけると同じように,地上においてもなされますように」という“模範的な祈り”を成就するものとも決してみなしませんでした。(マタイ 6:9,10)その人間製の代用物,そのまがい物のために自分をささげることはしなかったのです。むしろ彼らは,「天のエルサレム」の,イエス・キリストの手中にある,神の真の王国に忠誠を尽くしました。そして,神の助けを得て,イエスの「臨在と事物の体制の終結」の「しるし」を正しく読み取りました。ですから全世界で神の王国を宣伝し始めたのです。
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理解力を働かせて「しるし」を見るものみの塔 1985 | 2月1日
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理解力を働かせて「しるし」を見る
「イエスがオリーブ山の上で座っておられたところ,弟子たちが自分たちだけで近づいて来て,こう言った。『わたしたちにお話しください,そのようなことはいつあるのでしょうか。そして,あなたの臨在と事物の体制の終結のしるしには何がありますか』」― マタイ 24:3。
1 1914年以後の,世界を揺るがす出来事が偶然に起こったものでないのはなぜですか。弟子たちはイエスに何を尋ねましたか。
西暦1914年から1918年にかけて生じた第一次世界大戦以後の,世界を揺るがす出来事は偶然に起こったものではありません。それらは,イエス・キリストが19世紀前に予告された事柄でした。イエスが弟子たちに,これから生ずる多くの驚くべき事柄について告げたため,弟子たちはイエスにこう尋ねました。「わたしたちにお話しください。そのようなことはいつあるのでしょうか。そして,あなたの臨在と事物の体制の終結のしるしには何がありますか」― マタイ 24:3。
2 使徒たちが,西暦70年のエルサレムの滅び以前に生じる出来事以上のものを知りたがったのはなぜですか。
2 これら使徒たちが知りたがったのは,その時からエルサレムの滅びの時までに生じる出来事以上のものでした。イエスはエルサレムの滅びというその災厄が臨んだ時,目に見える様でも見えない様でも戻られませんでした。それに,大洪水以来
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