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真理は死刑囚を幸福にするものみの塔 1957 | 10月15日
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はできません。「兄弟達がどうしているかときいたら元気だつたと伝えてください。』
エドワァーズ兄弟は次の手紙をその土地の会衆に書きました,
『スミス兄弟が私の苦しい状態や,ヱホバの奉仕における私の進歩を,一度或いはそれ以上話されたことと思います。ですから私達は見ず知らずの関係ではありません。私はただ,愛する神ヱホバが過分の親切と慈愛をどれ程私に示されたかということを御知らせしたいです。ヱホバは神に奉仕することに私を召し,真理の御言を私に啓示されました。しかし私は彼の証者であるスミス兄弟の助けを得たからこそ,進歩することができたのです。私が生涯の目的を追いもとめて円熟する様,彼はやさしく辛抱強く導いてくれました。
『私は会衆の内の一人々々を個人的に知つている者であるかの様に話かけていますね。しかしそれは,スミス兄弟が時折りあなた方のなさつている活動を語つてくれたからそう感ずるのです。それで,全世界のヱホバの新世社会に存在する愛によつて,あなた方の側にいる様に感じます。この手紙を書くのも,ヱホバとあなた方にたいするこの愛からです。私達の愛する創造主の御霊が働いている事は,何と素晴しいではありませんか。
『兄弟の皆さん,私達の幸福な神であるヱホバは私達も幸福であることを欲しておられます。私の死に行く方法のゆえに悲しまれない様に。私の心はヱホバにたよることにより確定しています。私の希望は,新しい世で相まみえ,ヱホバを誉めたたえて常にあなた方とともにおるということです。それで日毎に伝道する,このよい業をなしつづけて下さい。止めてはなりません。伝道して伝道して伝道して下さい! あなた方も伝道の重要性を御存知ですね。(マタイ 24:14)ヱホバの御霊があなた方の上にとどまり,ハルマゲドンの戦争を通つて神の正義の新しい世まで絶えず奉仕する様,あなたがたを力づけて下さらんことを。
『ヱホバに奉仕する同労者』
トマス エドワァーズ
すぐ天に行くなどについての感傷的な幻想のないことに注意して下さい。同様に,死の床の悔俊にたよるのでなく,2年以上かかつてしつかり霊的に円熟した事により,動じないもののあることに注意して下さい。
彼の母親はヱホバの証者達に対して好意的でありませんでしたが,証者の葬式をするという息子の要求をいれました。共同センターを使用し,350名がそこに出席しました。講演者はヱホバについてよい証言をなしたので,次の様な感想が葬式監督者からもれました,『これは私が初めて見たヱホバの証者の葬式である。私が聞いたうちで最も知的な葬式説教である。私のヱホバの証者に関する考えを広くした。』
スミス兄弟は今でも毎週,木曜日の晩にこの刑務所を尋ね,もう二人のものと研究をしていますが,彼等も同じ刑務所内でヱホバの側に立ちました。
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霊的なものをあなたの目標にしなさいものみの塔 1957 | 10月15日
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霊的なものをあなたの目標にしなさい
今日,物質主義はひろまつています。多数の人の目標は,品物を手に入れること,良い衣服を買うこと,良い家を建てること,新しい自動車を得ること,自分の情欲をほしいままにすることです。個人の欲望を充たすのが人々の目標です。それですから,ヱホバのクリスチャン証者が人々の戸口に行くと,どんなもうけが得られるかと,人々は思います。実際のところ,霊的な報は,肉のものを求めている人の得る報よりもはるかに大きいのです。パウロは,ガラテヤ人にこう書き送りました,『自分の肉にまく者は,肉から亡びを刈り取り,霊にまく者は,霊から永遠のいのちを刈り取るであろう。』あなたのまくものは,あなたの刈り取るむくいを決定します。―ガラテヤ 6:8,新口。
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教会に行く若いロシヤ人は殆どいないものみの塔 1957 | 10月15日
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教会に行く若いロシヤ人は殆どいない
『ブリタニカ百科辞典』の出版者ウィリアム・ベントンは最近ソヴエット連邦を訪問しました。その報告の中で,彼はロシヤ内にあるキリスト教国の宗教について次のように述べていました,『宗教の影響についていうなら,今日のソヴエットがいくら寛容な態度を採るといつても,軍隊主義的な無神論が弛められているわけでないと言える。ロシヤの共産党はもはや宗教を心配しないという意味である。60歳以下のロシヤ人が教会に行つているのを先ず見たことはない。そう古い話ではないが,フルシチョフは次のように語つた,『宗教は今でも人民の阿片である。しかし,今では我々は強くなつたから宗教を恐れない。』― 1956年ブリタニカ年鑑。
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