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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1967
塔67 6/1 323–324ページ

青少年の諸問題に対処する

「むすこは病気の様子で,午前2時に帰ってきましたが,寝かせるのがやっとで,今朝になってはじめて事情を尋ねることができました。飲みすぎを後悔しながら二日酔いに苦しむ人がするように,むすこは激しく痛む頭を両手でかかえながらわけを話しました。それによれば,13歳になる友人たちとドライブ・インにはいって,3人の年上の若者たちとビールを飲んだというのです」とその母親は語りました。

同様の経験を持つ親は決して少なくありません。しかし飲みすぎは,今の時代に親がしばしば直面する問題の一つにすぎません。

現在の社会では性の問題が大きく取り扱われているため,性病,不面目な妊娠,不本意な結婚が激増しています。成人は,性的な自由を唱える“新しい道徳”を受け入れており,若者はそれを模倣します。そのために青少年の問題が増大しているということは疑いない事実です。

昨年の秋,一米上院の調査報告は,若い人々のきわめて不健全な生活態度を矯正するために,「米国の青少年450万人〔10人につき一人〕に精神病の治療を施す必要がある」という見解を述べ,10歳から17歳までの年齢層の青少年2900万人のうち250万人,つまり11人に一人は警察の取調べを受けたことがあるという事実を明らかにしました。現在の青少年問題の深刻さは確かに想像以上です。―1966年10月19日付,ニューヨーク・タイムズ紙,第一面。

他の国々でも親たちは子供の問題で同様に困っています。たとえば日本の場合,20歳未満の法律違反者の数は1953年から1963年の間に3倍になりました。そして警察の一高官は次のように述べました。「憂慮すべきことに,青少年の犯罪の傾向は凶悪化の一途をたどり……犯罪者の年齢は低下している」。

それでは,親が自分の子供の問題に首尾よく対処するには,どうすべきですか。まず第一に,子供は親の世話と助けを必要としていることを親が自覚しなければなりません。自分の子供にかぎって,狂ったパーティ,飲酒,無謀なドライブその他若者たちのはめをはずした行為に加わるようなことはないと考えてはなりません。それはあり得るのです。この点について,ニューヨークの親の会の会長アーノルド・ワシトン婦人はこう述べました。「問題に陥った子供を助ける方法を教えてほしいという手紙や電話による問い合わせはきわめて多く,これらの問題は,青少年の教育に細心の注意を払っている家庭や学校でも起こり得るということがよくわかります」。

青少年は,理解のある優しい親を本当に必要としているということには,疑問の余地がありません。赤ん坊は,乳を飲むことと泣くこと以外には何も知りません。それで全能の神は,結婚の取り決めをもうけられ,子供を心から愛する親を通して,必要とする導きと教えを生まれ出る子供が受けられるように取り計らわれたのです。聖書は,親が子供に定期的に教えを与えることの大切さを強調しています。―申命 6:4-9。エペソ 6:4。

しかし,そうするためには,子供とともに過ごす時間を設けなければなりません。このための時間を計画すべきです。そうすれば,家族のきずなは確かに強められます。そしてその時を楽しくかつ有意義に用いてください。たとえば食事の際には,経験や思いつき,日常の諸活動,将来の希望や計画などを語り合えます。日中見聞きした,おもしろい事やみんなに関心のある事を覚えておき,食卓で話してごらんなさい。このような互いの語り合いや心づかいによって,家族は固く結ばれ,子供は安心感つまり家族の一員であることの喜びを得ます。

親は,子供たちと話し合うことの重要さをみくびってはなりません。ある有名な著述家は,「米国の若者たちの最大の不平」は「成人と話し合えず……我々の子供たちの大多数の者には親しい交わりを持てるような成人が一人もいないということである」と評しました。それで,個人的な問題を話し合えるような人が欲しいという何千通もの手紙が毎年青少年から新聞や雑誌に寄せられるのも何ら不思議なことではありません。

それにしても,重大な問題を話し合えないほど親子の隔たりが大きくなっているのはなぜですか。前述の評論家はこう述べています。「成人と話そうとする青少年の努力はいつも踏みにじられている」。不幸なことに,このことばはしばしば真実です。何かを尋ねようとする子供を,親はしばしば,「今は忙しいから,向こうに行きなさい」と言って,追い返します。本当に忙しければ,あとで話すことを約束し,暇の時にその問題を子供に尋ねるほうが,どれほど良いことでしょう。そうすれば,親が自分のことを本当に考えていてくれることを子供は知り,事があればいつでも親に話すでしょう。

若い人には,だれか話し合える人,自分たちの問題を理解し必要な助言を与えて問題に対処するよう助けてくれる人が必要です。青少年のこの願いを親がしばしば裏切っていることについて,最近二人の医師が次のように書いています。「何も知らずに13歳で妊娠した一人の娘の母親のことであるが,娘に『生殖の事実』を教えたことがあるかと尋ねたところ,母親はこう答えた。『いいえ,教えたことはありません。この事を教えるには娘はまだ若すぎると思っていました』」。

さらに次のように述べています。「このような親たちは,10歳か12歳の娘がストッキングやハイヒールをはき,口紅をつけ,成人のような身なりをして,付添いもなしに,デートの相手としばしばパーティに行くのを許しながら,わずか15歳の自分の娘がどうして問題を起こしたのだろうかといぶかっているのだ」。時には,このような事柄を行なう自由を若い人々から要求されることが確かにあります。しかし,親は毅然とした態度をとり,必要な規律を守るべきです。それは親の責任です! そして,そうする親は子供から感謝されるでしょう。

家族の強いきずなを守って,子供たちが自由に親と話せるようになり,また,子供たちの問題を見越して,対処する仕方を教えるなら,親子の愛情は確かに強くなってゆきます。若い人は時には,不当な制限が課されていると思って憤るかもしれませんが,しかし最後には必ず,次のように語った十代の一青年と同じ感慨を述べるようになるでしょう。「私は今になって初めて,何をしてよいか,何をしてはいけないかがわかり,心の大きな負担が取り除かれました」。

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