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  • 『老人も小供』もヱホバを讃える
    ものみの塔 1954 | 6月1日
    • 『老人も小供』もヱホバを讃える

      幾世紀も昔に,詩篇記者はこのように命じました『若きおのこ,若きおみな,老いたる人,おさなきものよ,みなヱホバの聖名をほめたたうべし。』(詩 148:12,13)いまの時代で,全地においてこの命令が守られているということは,ニューヨーク市,ヤンキー野球場で1953年7月に開催されたヱホバの証者の新世社会の時の報告から明らかに示されました。その報告の中で,次のようなものがありました。

      フランスの或る村で,11歳,15歳,そして17歳の少女たちは,ヱホバの証者から真理を学んでおり,集会に出席しています。少女たちの両親は,協会の聖書研究の本を焼いてしまい,子供たちの研究を止めさせようとしていますが,少女たちは牡牛の小舎で研究を続けています。間もなくして,一番小なルシエンは友達に神の御国を語り始めました。それで,村の牧師が子供達に宗教問答書を教えた時に,子供たちはこう答えました。『でも牧師先生,それは聖書に書いてはないとルシエンは言つていますよ。』このことが幾週もずつと続いたので,その牧師はある日,腹を立てて,小さなルシエンの言うことを聞いてはならないと教会区の人たちに申し渡しました。それでも,ルシエンは止めずに語り続けましたので,ついに牧師はルシエンの母親のところに行きこう言いました『奥さん,子供たちを止めさせて,他の人たちに話させないようにしなさい! もし子供たちが聖書を研究すると言い張るならば,子供たちだけのことにしなさい。これはあなたへの警告ですよ!』 しかし母親の答えは何でしたか?『あなたは子供を止めさせて,語らせないようにすることができましたか?』 子供たちが,その学んだ良いことがらを言いひろめるのを,何ものも止めることはできませんでした。ヱホバの証者の次の大会の時に,3人の少女はみな洗礼をうけました。

      ガテマラで最近ヱホバを讃美し始めた人の中に,86歳になる人がいます。その人はもと新教徒の牧師さんでした。数マイルという道のりを馬に乗つて来なければなりませんが,その人は会衆の集会に,定期的にそして時間通りに出席します。他の人たちにヱホバの良いことを語る時に,その人は必ずこう言います『想像してごらんなさい! 長いこと私は天に行くと思つていたが,いまでは地上に生きるということが判つた!』 その人はその希望を幸福に思つています。

      ガテマラでヱホバを讃美する子供たちの中に,12歳の少年がいます。その子の母親は,ものみの塔の聖書研究の助け『これは永遠の生命を意味する』を持つていました。最初から,この少年は本当の興味を示しました。そしてこの子は盲らでしたので,この本を読んでくださいと他の人たちにおねがいしました。盲らではありますが,この子は野外宣教に定期的に従事し,近所の人に聖書の文書を配布し,再訪問をしています。

      中部イタリヤにあるアベニン山脈の人里離れた一番高い所で,84歳のヱホバの証者は御国の良いたよりを一人だけで伝道し始めました。よぼよぼした腰の曲つた体を支えるのに,両手に杖を持ち,背中に聖書の文書を一包み背負つて,ごつごつした山道のあちこちにいる人々を訪問します。朝6時前に始めますが,正午前に戻り暑い太陽を避け,のがれます。危険な山道をのぼる時に,なんども落ちころびました。その人の仕事はそんなすばらしい効果をあげましたので,カトリック教会は二人の若い僧侶をつかわし,老人の仕事を妨害しました。彼らは老人の跡を追つて,山のけわしい道を歩き,人々をおどして音信を聞くな,また文書を持つている者は,町に文書を持つて来て焼け,と強く言いました。この反対にもかかわらず,6ヵ月の中に一つの会衆が設立されました。1年後には,30名の人が洗礼をうけました。84歳の年老いた証者が,非常な反対に打ち勝ちましたので,その結果このようなことになつたのでした。

      ニカラガでは,5歳の女の子は母親とつれ立つて野外宣教に行きます。そしてその女の子は一人だけで家から家に行き,証言をし,家の人に雑誌を配布します。迷信深い年老いた祖母を訪問した時,その子は説明してヱホバとはどういう方であるかを話しました。そして,祖母の持つていた偶像は見ることも聞くことも,話すこともできないし,だめなものですと,その子は説明しました。

      フィンランドで,9歳の女の子は,熱心に野外宣教に従事しました。そして,会衆の集会に定期的に出席するというだけでなく,前もつて研究するところを,準備していましたので,言われる質問によく答えました,水の洗礼で,ヱホバへの献身を象徴したいと言いました時に,家の者にはそんなことをすることはできないと母親が言いました。その女の子はこう答えました『そうもちろん,お母さんは来られないわ,なぜつてお母さんには判らないのですもの。でも私を行かせてね。真理を知つているんですもの。』この子は行つて,洗礼をうけました。

  • 英国の島々よりの報告
    ものみの塔 1954 | 6月1日
    • 英国の島々よりの報告

      (1954年のヱホバの証者の年鑑より)

      まだ割り当てられなかつた地域での運動は,今年もまた順調に行きました。いままで孤立していた区域の大部分は,ほとんど伝道されました。スコットランドの沖先にあるルイス島で二人の姉妹は働いていましたが次のような経験をのべています。その一人の姉妹は,上品で気持ちの良い夫婦のところで3冊の書物を配布しました。少したつて後に,その御主人が自動車に乗つてやつてくるのをその姉妹は見ました。それで,3冊の本を戻したいのではなかろうかと,あやぶみました。でも,別の方向へ曲つて行つてしまいました。その道を行つた時に,その人は別の姉妹に会いました。そしてもしかしたら聖書の索引をお持ちではないかと,その人はその姉妹にたずねました。その姉妹は持つていませんでしたが,もつと彼に証言をしました。その結果,その人は,なんのためらうことなく『ものみの塔』と『アウエイク!』誌を予約しました。戻つてくる途中に,その人は最初の姉妹と会い,それで索引について尋ねました。その姉妹も索引を持つていませんでしたが,『新世訳』の聖書を見せたところ,その人は,いそいそとその聖書を求めました。このようにして,主の羊であるこの孤立していた夫婦の渇きは,いやされ始めました。

  • 真理はあなた方を解放するでせう
    ものみの塔 1954 | 6月1日
    • 真理はあなた方を解放するでせう

      西部アフリカのニヂリアはまるつきり異る習慣と多くの言葉を有する種族で成り立つている国家です。ほぼテキサスとニユーメキシコを一緒にしたほほどの大きさで約3000万の人が住んで居り,その半数は回教徒です。1万3000人近くのヱホバの証者達は此の国の,主として南部地方で,活動を遂行して居ります。そこでは名前だけのキリスト教が大きな勢力を有していますが,しかしまた古くからの霊符崇拝や異教主義が多く存在して居ります。

      さまざまのキリスト教の宗派が幾年にも亙つてこれらの人々に働きかけているにも拘はらず,彼等は原住民達の迷信をへこますことにすら成功してはいません。改宗者の大部分は異教の迷信を持ち続けて居り,朝には教会に出席しますが,夕方になると森の中へ行つて護符崇拝の儀式に参加するのです。他方ヱホバの証者達によつてもたらされる真理の光が,アフリカ人の心に浸透する場合には,迷信や悪魔の崇拝は完全に消え去つてしまうので,一般の人は非常に驚いて,びつくりしています。

      一つの例をあげて見ましよう,或る村で霊者<ジユジユ>が住んでいると信じられ,定期的に礼拝が行はれていた大木の枝が大風で折れてしまいました,そしてこの枝が道を塞いでしまつたのですが,村人の誰一人として霊者<ジユジユ>に打ち殺されると言う恐怖からこの枝に手をふれようとしませんでした。では彼等はどうしたでしよう? 彼等はこの木の枝を取り払うためにヱホバの証者を迎へにやつたのです,というのは霊者<ジユジユ>はヱホバの証者達に対しては何の力もないことを知つていたからでした。同様に霊符<ジユジユ>崇拝者達の行列が人を威嚇しながら村の中を通る時に他の人達は恐れて家に逃げ帰るのに,ヱホバの証者達は平気で道を歩いています。原住民の村々の何処でも霊者<ジユジユ>はヱホバの証者達に対して,何の力もないことが認められています。真にイエスが語られた如く「そしてあなた方は真理を悟るであろう。そして真理はあなた方を解放するであろう。」ヨハネ 8:32口語。

      前述の記事を読む時,ニヂリアの人々に,人を解放する真理をもたらしている者は誰ですか? 俗受けするキリスト教国の各派ですか? それとも俗受けしないヱホバの証者達ですか?

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