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薬物の使用 ― 変わりつつあるその見方目ざめよ! 1980 | 10月22日
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麻薬に関する様々な研究や報告に矛盾が見られ,特にマリファナの使用については賛否両論が飛びかってはいますが,一般の医学者および多くの科学者は,“一般的な”麻薬すべてに健康上問題がないと太鼓判を押すところにまで至ってはいません。習慣性のない,いわゆる“ソフトな”幻覚剤の長期的な影響についてさえ,依然として容易ならぬ保留条項があるのです。胎児に及ぼす影響に関する危惧の念が深まっています。
マクリーンズ誌の伝えるところによると,マリファナを合法化するようにという大きな圧力がカナダ政府に加えられているため,1979年3月に,「各国会議員は12人の著名なカナダの医師から連名の手紙を受け取り,この議論の多い問題については慎重な上にも慎重を期すようにとの要請を受け」ました。どうしてでしょうか。その理由を調べてみるのは賢明なことです。また,言われているほど薬物が無害ならば,どうして大勢の人が必死になって,幾度も薬物の使用の習慣を絶とうとしているのか,調べてみる必要もあるでしょう。
ですから,麻薬は本当に危険なのか,という疑問に答えるのは重要なことです。どうすれば確かな答えを知ることができますか。自分や愛する者の健康と命にとって最善なのは何かについて,自分が正しい見解を抱いているとの確信を得させる証拠がありますか。自分自身の薬物の使用についてもっとよく考えてみるべきですか。続く記事に載せられている情報はこうした質問に答えるのに役立つはずです。
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若者は何を第一にしているか目ざめよ! 1980 | 10月22日
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若者は何を第一にしているか
米国ミシガン州のグロス・ポイント南高校の上級新聞学科の生徒が実施した調査によって,現代の若者の多くが生活の中で何を第一にしているかを多少なりともうかがい知ることができるでしょう。その調査の明らかにしたところによると,普通の高校生は年間約4,400㌦(約100万円)のお金を使っており,たばこやアルコールや麻薬のために費やすお金は,昼食代や衣料費の約2倍になっています。普通の高校生の1か月間の支出は次のとおりです。アルコールと麻薬,80㌦84㌣(約1万9,000円); たばこ,37㌦60㌣(約9,000円); 衣料,46㌦29㌣(約1万1,000円); 昼食,21㌦12㌣(約5,000円); 自動車関係の費用,24㌦11㌣(約5,700円)。次の世代は何を第一にするでしょうか。
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