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与える喜びにあずかってください王国宣教 1973 | 6月
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あなたは雑誌を用いる奉仕を定期的に楽しんでいますか
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大会は近づいています王国宣教 1973 | 6月
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大会は近づいています
1 まもなく1973年「神の勝利」国際大会がやってきます。出席する計画はもうできましたか。あなたの区域にいる新しい伝道者や関心のある人びと全部が計画を立てるよう助けていますか。未信者の配偶者,親族,旧友なども,あなたといっしょに出席なさるよう心からの招待がさしのべられています。そのような人たちに考える機会と,命の道を歩み始める機会とを与えるのは多くの場合大きな大会です。ことしの大会も興味深い聖書劇や,この時代の困難な問題に対処するための時機にかなった教訓などで,内容は豊富です。エホバの証人の統治体のメンバーが5,6人,元のギレアデ学校の主事,それに他のアメリカの兄弟たち約280人の出席が予定されています。他の国々からも多数の代表が来るでしょう。また,沖繩の兄弟たちや関心を持つ人もみな大阪に出席し,わたしたちとともに,この良いもののうたげにあずかるでしょう。大会は水曜日の朝早く始まりますから,できる方はすべてご自分の宿舎に遅くとも火曜日の夜に到着するよう勧められています。
2 出席者推定2万5,000人の大会を組織するには多くの問題があります。エホバに感謝すべきことに,主要な問題の多くはすでに解決しました。しかし,大会全体が祝福となり,成功するためには,他の諸問題を克服する上でみなさんの援助と協力が必要です。
3 万博開催地のお祭り広場は理想的な場所です。そこの管理者は非常に協力的です。広場のスタンドの下のへやや通路のある広い場所も大会のために解放され,炊事部門全体がそこで運営されます。「太陽の塔」の前に設けられる簡易食堂は,一度に8,000人から10,000人を収容することができます。「太陽の塔」のうしろ側の集会場には2万5,000人分の席が設けられるはずです。地元の学校と王国会館などの協力によりイスを並べることができるかもしれません。しかし出席者はざぶとんを持って来るようおすすめします。もちろん,コンクリートの広場のそばのよく見える芝生の上で話を聞きたいと思うなら別ですが。しかし,かさは忘れないようにしてください。
4 お祭り広場のすぐそばには元のあやめ池があって,噴水までついています。大会のバプテスマはここで行なわれます。この大会でバプテスマを計画している人たちは,水着とタオルを忘れずに持って行ってください。大会でバプテスマを受ける人びとは,日本で初の1,000人を越えるでしょうか。
5 次の取り決めにみなさんの協力を得られるでしょうか。わたしたちは,みなさんが協力してくださることを確信しています。
宿泊設備
6 万博会場の近くには宿舎設備が少ないので,大会は京都市内の旅館に,13,000人の宿舎を仮予約しています。これらは全部固定料金で一人一晩1,000円です。詳細は宿舎申込書をごらんください。個人の家庭でもある程度の数の宿泊所が得られると思いますが,申込み者全部が泊れるだけの数はないかもしれません。それでその宿舎は,開拓者と遠方から来る人びとに優先的に割り当てられるでしょう。京都旅館組合の要求によりますと,宿泊を申し込んだならば,泊まっても泊まらなくても料金を支払わなければなりません。それで,必ず割り当てられた宿舎に泊まるようにしてください。もし突発事件が起きて宿舎申込を解消する必要が生じたなら,どうぞ大会宿舎部門に直ちにお知らせください。そうすればあなたの分をほかの人に割り当てることができて,あなたは料金を払わなくてもすむようになるかもしれません。旅館に割り当てられていない人を,自分といっしょに泊めてもらえると考えて,あなたの旅館に連れて行かないようにしてください。旅館はいっぱいいっぱいに割り当てられていますから,そういう方法では“余分の”宿泊所を得ることはできません。大会への出席を遅く思い立った人もやはり,指定の住所または電話番号を用いて宿泊部門に申し込まなければなりません。宿泊部門は7月24日以降,お祭り広場にデスクを設けて事務を執るでしょう。
7 子どもを連れて旅館に泊られる人たちは,子どもが遊びさわいだり,調度品をこわしたりしないように注意してくださるよう,とくにお願いしたいと思います。また,翌日の活動に備えてぐっすり眠りたいと思っている人たちに思いやりを示してください。おそくまで起きていろいろ話をして,旅館に泊っている他の人びとのじゃまをしないようにしましょう。
自発奉仕
8 すべての人の援助を必要とするのはここです。もしみんなが大会中いつか自発奉仕を行ない,割り当てられた仕事を忠実に果たせば,割り当ての時間は短くなり,みんなが大会のより大きな部分を楽しむことができます。家族,会衆の書籍研究のグループ,小さければ全会衆,あるいは親しい友人のグループは,自発奉仕申込書をひとつにとじて提出し,同じ時に同じ割り当てを受けるように頼むこともできます。会衆または孤立した群れの中の新しい人びとで,まだ献身しバプテスマを受けていなくても良い立場にある人びとは,自発奉仕をすることができます。子どもたちは親といっしょに奉仕するほうがよいでしょう。自発奉仕の割り当てを果たすことによって,大会はあなたにとってさらに楽しいものとなるでしょう。―使行 20:35。
9 各会衆内の奉仕委員は,奉仕会で演壇から,また伝道者に個人的に,自発奉仕をするよう励まして下さい。そのための計画を立てるように助けてください。会衆内の各書籍研究グループは何か計画できるかもしれません。しかし,強制してはいけません。自発奉仕はその人の心から出るものでなければなりません。
10 もしそのほうが便利であれば,主宰監督または主宰監督の任命した人が,宿泊申込書と自発奉仕申込書を毎週集めて,すべての事項がもれなく記載されているかどうかを確かめたうえ,すぐに送ることができます。そして,宿泊申込書は,申込書の裏面にある宛て先に送るようにしてください。しかし,自発奉仕申込書は,次の宛て先に送ってください。569 高槻市宮田町3丁目46番7号 ものみの塔大阪国際大会本部事務所。
簡易食堂と喫茶
11 各会衆と孤立した群れを通して特別の「チケット」が供給されています。これらは食事,軽食,文書その他を求める時に「支払われ」ます。できるだけ早く,必要と思われるだけの「チケット」を会衆を通して求めてください。大会が終わったあと残ったチケットは,8月12日までに会衆にもどしてください。追ってそれらのチケットと同額のお金が返済されます。大会が終わらないうちに「チケット」を使いつくしてしまったなら,特別の寄付箱が設けられていますから,受け取った品物に対して現金の寄付をその中に入れることができます。王国奉仕のための普通の寄付は,普通の寄付箱に入れます。しかし,食事その他のために現金を扱わないようにという要求が万博会場側から出されています。「チケット」が出されているのはそのためです。みなさんの協力で,この方式は円滑にゆくでしょう。
12 簡易食堂で朝食はありませんが,午前9時から9時45分まで,喫茶部門のスタンドで,100円の朝食の包みを求めることができます。また希望ならば夕方同様の包みを求めることができます。そうすれば家に持ち帰って翌日の朝食にすることができます。(開拓者たちはこれらの包みを求める時,朝食用の食券を用いてさしつかえありません)通常の食事は,水曜日から土曜日まで正午と午後6時に,そして日曜日の正午に,簡易食堂において,200円で求められます。「さよなら」べんとうは,大会が終わったとき,喫茶部のスタンドで100円で求められるでしょう。食堂部門は前もって給食の計画を立てなければならないので,この取り決めを支持する十分の時間を見込んで帰りの旅行の計画を立てていただきたいと思います。大会では夕食が出される計画が立てられていますから,大多数の人は夕食の備えを利用なさるよう望まれています。その上,宿舎に帰る前に夕食のためにとどまるなら,交通機関のラッシュアワーを避けることができるでしょう。
交通機関
13 毎日の大会への行き帰りに貸し切りバスの取決めが設けられるでしょう。これは京都から万博会場跡を往復する予定です。もちろん京都から万博会場跡まで公共の交通機関を利用できます。しかし乗り換えもなく,直接会場に行けるので,貸し切りバスは便利かもしれません。自家用車で行く人で,駐車場のある旅館を希望のかたはその旨申込書に記入してください。そのように取り計らうよう努力します。万博跡には駐車場が十分あります。(東の入口の駐車場がいちばん近い)1日200円です。
14 電車で通う人は(阪急ではなく)国鉄に乗り茨木(いばらぎ)駅で下車すると便利です。国鉄茨木駅からは,普通の料金30円でバスがひっきりなしに出ていますから,大会出席者は会場までそれらのバスを利用することができます。早めに出ると混雑が避けられます。集会は夕方に終わりますが,そのあとかなりおそくまでバスが通っていますから大会出席者たちはそれらのバスで国鉄茨木駅にもどれます。
その他のこまかい事柄
15 プログラムは水曜日を含め毎朝10時から始まり,午後6時までに終わります。正午の休憩は2時間です。木曜日,土曜日,日曜日には鉄鋼館で午前9時から,外国人のための特別集会が開かれます。また,お祭り広場で行なわれる集会の大部分は,所定の場所で英語に通訳されます。席は十分にあるはずですから,こないかもしれない人のために席を取らないようにして,クリスチャン愛を示しましょう。2万人ほどの群衆の中で友だちを捜し出すのは困難であることもおぼえておきましょう。大会でだれかと会いたい場合は,前もってはっきりした時間と場所を打ち合わせておいてください。親のみなさん,お子さんの行儀に十分気をつけてください。(申命 31:12)それを会場整理係りにまかせないようにしてください。会場の危険な場所で飛び回ったり遊んだりさせないようにしてください。けがをすることも考えられます。あなたといっしょに,大会の霊的益を楽しむようにお子さんを助けてください。子どもが迷子になった場合には,両親と子どもの双方ができるだけ早く落し物係りに報告することを理解しておかねばなりません。
16 今回の大会では,組織的な野外奉仕は計画されていません。大会への行き帰りや他の機会に証言するのに使うビラ,文書,雑誌は求めることができます。集会の時にはよく注意して聞き,ノートを取ってください。備えられる霊の食物を全部吸収してください。そして新たな力を得て他の人びとに王国の良いたよりを伝えてください。―イザヤ 40:31。
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良いたよりを伝える ― 重要な畑を見過ごしてはいませんか王国宣教 1973 | 6月
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良いたよりを伝える ― 重要な畑を見過ごしてはいませんか
1 近ごろ,多くの会衆の区域は,かなりたびたび伝道されています。それはよいことです。なぜなら,そうすれば家族の別のメンバーに会う機会ができるからです。その人たちは良いたよりに,いろいろな反応を示すかもしれません。しかし,あなたはだれかを見過ごしてはいませんか。たとえば,もし12歳の少年が応待に出たらどうしますか。「お母さんはいらっしゃいますか」と言いますか。その少年の母親は何度も証言を聞いているかもしれません。しかしその少年は,王国の良いたよりや,地上に出現する楽園について聞いたことがあるでしょうか。
2 若い人びとの間にはすばらしい畑があり,それはわたしたちに開かれています。多くの若い人びとは,良いたよりに良い反応を示します。若い人びとの心に訴えると自分が思う証言をしてみるのはいかがですか。配布している文書全部を勧めるのは実際的ではないかもしれませんが,最近の若い人びとのほとんどは少しのお金を持っていますから,「偉大な教え手」とか「真理」などの100円の本は配布できるかもしれません。10代の人たちの中には,「神のことば」や「進化」の本に興味をもつ人が多いでしょう。もし若い人が耳を傾けるなら証言をし,その同胞に,エホバのすばらしい約束を学ぶ道を開いてあげてください。若い人と話したあと,親に取り次いでもらうことができます。
3 学校が休みの時,伝道者たちは家にいる子どもたちによく会います。ある姉妹は4軒の家がある通りを伝道しましたが,どの家でも,出てきたのは若い人でした。姉妹はその若い人たちにエホバの約束について話し,4軒全部に本を配布しました。再訪問ができるように住所その他をノートに書きとめました。若い人たちの中には喜んで研究する人がいます。また再訪問のときには,親や家族の他のメンバーに会いますから,証言はすべての人におよびます。最近聞いたところによると,若い人と勉強の始まった2軒の家では,その結果として今では家族全部が真理にはいっています。
4 若い人びとに対して積極的な態度を持つのはよいことです。彼らは髪を長くのばし,奇妙な服を着,時には現在の事物の体制とその不正に幻滅を感じているような態度を示すかもしれませんが,好んでいろいろな事を話し合う場合が少なくありません。そしてそのなかには王国の良いたよりに好意的な反応を示し,心の底でさがし求めて来た希望が人類にあることを知って喜んでいます。若い人びとが良いたよりを聞いて喜んでいるという報告は全世界から寄せられています。「ヒッピー」のなかにも,協会の出版物と王国の希望に深い感謝の念を示す人がおり,今日では,もと「ヒッピー」だった人がたくさん献身した王国の伝道者になっています。そしてそのなかには開拓奉仕をしている人もいます。
5 いろいろな年齢層の若い人びとにわかることばで良いたよりを伝えるように準備すれば,あなたの野外奉仕はいっそうおもしろいものとなり,また若い人びとがあなたの伝える良いたよりに好意的な反応を示すとき,あなたの喜びはいっそう大きなものとなります。
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日本の奉仕の報告: 4月王国宣教 1973 | 6月
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日本の奉仕の報告: 4月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 552 147.1 71.7 6.5 165.8
開拓者 2,166 96.5 45.5 4.3 94.5
一時開拓者 1,554 85.7 37.9 2.3 74.1
伝道者 12,403 17.5 8.9 1.1 18.2
合計 16,675 新予約: 23,086
1-4月の新予約合計: 89,299(昨年: 78,477)
新しく献身してバプテスマを受けた人: 380
1973年の伝道者の目標: 14,475
主の記念式の出席者数: 38,948
表象物にあずかった人の数: 13
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質問箱王国宣教 1973 | 6月
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質問箱
● 長老がひとりかふたりしかいない会衆は,おおぜいの長老がいる近隣の会衆の長老たちの援助を受けることができますか。
時々巡回監督は,ある会衆にはひとりだけの長老しかいないのに対して,別の会衆には多くの長老がおり,ある程度の援助は可能であると述べています。巡回監督はおおぜいの長老のいる会衆に対して,近隣の会衆で長老を必要としていることを知らせるかもしれません。しかし,書籍研究を司会し,会衆の活動を世話するという会衆自体の長老の必要を考慮するのは,その地の長老たちの一団の責任です。現在いる会衆で必要としているのであれば,長老が別の区域に出かけて行く必要はありません。もし,長老のひとりが年長の兄弟をほんとうに必要としている会衆に行って働いても,現在の会衆にはなんら困難が生じないと長老たちの一団が考えるのであれば,問題を話し合い,近隣の会衆に出かけて行くことを望んでいる長老がいるかどうかを調べることができます。
このような奉仕を考慮している長老は,それが自分にとって霊的にまた肉体的に何を意味するか,あるいは家族の福祉にどんな影響があるかを考えるべきです。彼は,家族の各自がそれについてどう考えているかを知りたいと思うでしょう。そこに行くまでにどれほどの時間がかかりますか。自分の家から近隣の会衆までの交通事情や費用についてはどうですか。また,これから移ることを考慮している会衆の集会の時間についても考えるべきです。祈りのうちにこれらの問題を考慮することは賢明です。
こうした考慮を払った後,長老のだれかが近隣の会衆で奉仕できることが明らかになった場合,主宰監督は近隣の会衆と連絡を取って,その会衆で定期的に奉仕することを喜んで望んでいる長老がいる旨を知らせます。知らせを受けた時,もし近隣の会衆を代表する兄弟たちが,会衆を移ることのできる長老と会い,問題を話し合いたいと思えば,そうすることができます。そして,もしその長老に自分たちの会衆で奉仕してもらいたいと思うのであれば,会衆を代表する兄弟たちは,事情を説明した手紙を添えて同兄弟が会衆の長老として任命されることを求める推薦の手紙を統治体に送るべきです。推薦が認められると,その長老は新しい会衆で奉仕し,彼の名前は以前の会衆の長老の名簿から取り消されます。
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