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  • 物価高にどのように対処できますか
    目ざめよ! 1975 | 7月22日
    • テネシー州メンフィスのある夫婦は食費を節約する面白い方法を見いだしました。ニュースはたいていテレビで見ることができることに気付いた二人は,読まない新聞や雑誌の購読を断わりました。しかし,ある特定の日には青果店の広告に客寄せのために割引価格で売られる“目玉商品”の割引クーポン券が付いているのに気付きました。そうした品物は,普通必要な場合が多いので新聞売り場価格でその日の新聞を買っても,それだけの価値は十分にあります。

      菜園が助けとなりますか

      インディアナポリスに住む若い夫婦は食料品の値段が上がったため出費を減らさざるを得なくなったとき,小さな菜園がその助けになるのではないかと思いました。しかしアパートに住んでいたその夫婦はどんな方法を選ぶことができたでしょうか。

      隣人の地所を見た後,その若い主人はある取決めを提案しました。「夏の間お宅の芝をお刈りしますから,お庭の一部分を菜園作りのために使わせていただけないでしょうか」。地主の了解が得られ,菜園からはその夫婦と友人,それに約束をしてくれた当の地主のためにも十分な量の野菜が取れました。何か同じようなことが今日の物価高に対処するあなたに助けとならないでしょうか。

      何か作物を栽培することをお考えでしたら,“輪作”の技法が役立つことに気付かれるでしょう。それはどういうことですか。種を全部一度にまかないで,一,二週間の間隔を置いてまくのが有益であるということです。そのようにすれば,ある作物が収穫できるようになったとき,次に収穫できる作物がかなり成長していることになります。熟した作物を収穫すると,さらに他の作物のために土地があくことになります。フィリピンの農作物生産の専門家は輪作を改良して1エーカー(約4,000平方㍍)から13㌧もの収穫を得るところまで生産性を高めました。この手順でお宅の菜園からの収穫も増やすことができます。

      それは本当に必要な物ですか

      多分気付いておられるでしょうが,たいていのまかないをする主婦は食事のための材料として調理済みの食品や半ば調理済みの食品を使っています。そうした出費は本当に必要ですか。店で求めたパン,かん詰めのソース類,包装されたデザート,温めるだけでよいテレビ食などですと,手間は省けますが食費はかさみます。食事を用意する際に“一から始める”ことをいとわないなら,出費を減らせるばかりでなく,格別な満足も得られます。店で売っているパンは,オーブンで焼く自家製のパンの香りと,その独特の風味をまねることはできません。しかも自家製のパンは比較的安くできます。

      今日多くの国々で,広告主は絶えず人々に,“買いなさい”,“買いなさい”,“買いなさい”と圧力をかけていますが,目の前にぶら下げられている商品のすべては本当に必要でしょうか。あなたが今持っているすべての物は必要ですか。物価高に対処する方法を考える際にこうした質問は熟慮するに値します。

      インディアナ州のある三人家族の家庭では購買力の低下による圧迫を感じたとき,自分たちの家を売り,ほぼその半値でもっと小さな家を買って生活水準を下げることに決定しました。それでもなお住居は結構広く,しかも抵当の支払いは以前に比べて一か月につき優に100ドル(3万円)は安くなっています。

      現在の家にそのまま住むとしても同じ方法を講じることができます。家にいる時には比較的厚手の衣類を身に着け,すき間風の入る窓に厚手のカーテンを取り付けるなら燃料費を節約できます。長距離電話をかける代わりに手紙を書けば,その面でもさらに節約できます。また見境なく航空便を出さないで,比較的急がない手紙は普通便で出してはいかがですか。出費がかさむのと同様に,節約の方も積み重なるのは速いものです。

      物価高に対処するためにできるもう一つの事柄は,次の大切な原則に従うことです。つまり,どうしても必要でないかぎり決して借りてはなりません。もちろん,クレジット・カードや後払いで物を買うのはとても便利です。またクレジットの利息は,例えば30日後で1.5%にしか過ぎないと聞かされているかもしれません。しかし,それは,一か月につき1.5%を意味しており,少なくとも一年で18%になることをご存じですか。これは生活費の高騰に打ち勝つための良い方法ではありません。

      あるテレビのコマーシャルが,さも寛大であるように見せかけて視聴者に5,000ドル(約150万円)を貸し付け,わずか16%の利息で30か月以内に返済すればよいと約束していたのを思い出します。しかし,その率で行けば,借りた人は7,000ドル(約210万円)も返さねばならないことにお気付きですか。できるだけクレジットで買わない方がより賢明ではありませんか。

      家族ぐるみで高物価に取組む

      高物価に対処する大切な方法は,この問題に対して家族がしっかりした心構えを持つことです。どのようにそれを成し遂げられますか。

      北アメリカにおける多くの家庭の場合と同様に,恐らくお宅でも子供は幾らかの報酬をもらって家のまわりの仕事をしていることでしょう。しかし家事の手伝いに対して報酬を与えねばならないでしょうか。そうするのは子供にとって一番益になることですか。若い人たちの中には家庭外で仕事を持っている人もいますが,子供たちがそのような仕事をする動機は何ですか。それは自分の物を買うために“自分自身”のお金を持ちたいということですか。こうした自己中心的な動機は家族全体にとってはほとんど益をもたらしません。子供も家族の福祉に貢献するようにと親は,しつこく言うべきだと考えるかもしれませんが,それは結局親子の関係を気まずくするに過ぎません。

      家族の成員がそれぞれ,長年保たれてきた聖書の次の原則に基づく態度を培う方がはるかに優れているのではありませんか。「おのおの自分の益ではなく,他の人の益を求めてゆきなさい」。(コリント第一 10:24)この原則に従うなら,親は子供たちが報酬を全くあきらめてしまうようにとは望みませんし,子供たちも報酬を全部自分のものにしたいとは願わないでしょう。家族の一人一人が,お互いの益のために共に働くとき,なんと益がもたらされることでしょう。そうすることは家族の生活をより一層親密なものにします。

      確かに今日の物価高に対処するのは,一種の挑戦となります。しかし,生活の仕方の点で幾らかの調整を加えることをいとわないならば,それは成功裏に対処できる問題です。―寄稿。

  • みつばちの“住宅難”
    目ざめよ! 1975 | 7月22日
    • みつばちの“住宅難”

      ● みつばちの巣が手狭になると,どんなことが起きるでしょうか。新しい住み家を探すために“せっ候”が送り出されます。せっ候は空箱や空洞になった木あるいは壁の中の穴などを見付けるかもしれません。すると,女王ばちと多くの“働き”ばちは,一種の飛行集団のような群れとなって巣を後にします。しかし中には,すでに古い巣に産みつけられている卵から,引き続きふ化するはちを世話するよう後に残される働きばちもおり,その中には新しい女王ばちもいます。ですから,集団の中から数匹のはちを送り出す代わりに,はちの家族の大半は古い巣から移動してしまいます。

      このような移動は養蜂家の計画を全くざ折させてしまうので,米国フロリダ州の一養蜂家はその問題を研究することにしました。その人は次のように書いています。「わたしはついに,“巣を離れる”瞬間が重要でないことに気づきました。その時,はちの移動を止めるにはすでに遅すぎます。むしろ,わたしの計画に,はちを従がわせることにしました。はちは巣が手狭になると巣別れのために女王ばちの周囲に群がります。そこでわたしはこう考えました。巣の中の中心的な存在である女王ばちを,どうして一つだけの巣部屋に入れておく必要があるだろうか。わたしは女王ばちに各々もう一つの巣部屋をあてがい,二つの巣部屋を持つ仕切りに入れることにしました。そこでわたしは,それぞれの女王ばちの仕切りに2階の間を取り付けました。

      「その計画は効を奏し,はちは留まりました! それでわたしは今やそれぞれの新しい集団が生まれる際の“産婆役”になったに過ぎません。適当な時期にわたしは巣分けをさせます。女王ばちの仕切りの二つの“巣部屋”の中には,女王ばちの巣穴と雄ばちの巣穴がいつも十分にあります。その中の最良の巣穴を選んで,わたしは次の巣を準備します」。

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