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お金のことで口論することがありますか目ざめよ! 1980 | 11月22日
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があれば,どんな逆境も首尾よく切り抜けることができます。実際,命が守られ,神の是認と永遠の命の見込みを得ることさえできます。
金銭のことで口論しないようにするには
金銭上の口論を避けると言っても,お金のこと,つまりお金の使い方について全く話し合わないという意味ではありません。意思の疎通がないことは,口論を起こす原因となります。話し合いは有益です。夫婦を一層親密にさせるからです。しかし口論は有害です。夫婦を離れさせるからです。話し合いは愛のある行為ですが,口論はそうではありません。口論すると,無視し難い,忘れ難い無作法な言葉が口に上ります。そのために夫婦の関係は悪化し,すぐに別居や離婚にまで発展しかねません。
結婚とは分かち合うことではありませんか。“これはわたしのもので,あれはあなたのもの”という考え方は一般に結婚生活を幸福にするのに役立ちません。何を優先させるかを決め,二人のお金の使い方に関して合意に達することにより,実際的な予算を立てる方が勝っています。ときどき話し合いをして,物価の値上がりのことや,さしあたって家族が必要としている物について考えることができます。互いに信頼し合うことを学び,常識を働かせ,誇りを克服するなら,金銭のことで口論する危険を避ける上で大いに役立ちます。
足ることを知るのは幸福の秘けつです。聖書はヘブライ 13章5節で次のように助言しています。「あなたがたの生活態度は金銭に対する愛のないものとしなさい。そして,今あるもので満足しなさい」。
欲しいものはなんでも手に入るという人はあまりいません。しかし,だれでも,自分が持っている物に感謝することは学べます。自分の手の届かないものに対する欲望を募らせて,不満を育ててはなりません。しょっちゅう付けで買い物をしたり,クレジットカードを利用し過ぎたりするなら,お金を節約できず,収入の範囲内で生活することもできません。そのために,金銭上の激しい口論が起こりかねません。自足するという秘けつを知っている夫婦は非常に幸福です。そのような夫婦が,お金のことでつい口論してしまうということはめったにありません。お金はそれほど重要ではないのです。
金銭を過度に重視して,それに対する愛を募らせ,その奴隷になる人は,自分の身に多くの悲しみをもたらします。お金をそのあるべき位置に置き,単なる「身の守り」と考え,自分の奴隷とするなら,一層の満足と幸福を経験します。「結婚のきずなのほうがお金より大切」ということを忘れないでください。
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血液が多く送られるほど脳は良く働く目ざめよ! 1980 | 11月22日
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血液が多く送られるほど脳は良く働く
米国,オハイオ州にあるノートル・ダム大学のジョン・カシオッペ氏は,心搏数が多くなるほど,脳の働きは良くなると唱えています。同氏は,心臓のペースメーカーを付けている幾人かの人を対象にして実験をしました。ペースメーカーは,基礎的な心搏数が毎分72になるよう,あらかじめセットされていました。カシオッペ氏はペースメーカーのところに小さな磁石を付けて心搏数を88に上げました。危険は全くなく,被験者たちは心搏数が多くなったことに気付くことさえありませんでした。
カシオッペ氏は,まず理解力を試すために,自分の考えを述べる能力のある14人の外来患者にある文章を読ませ,そのあとそれに関する質問に答えさせました。次いで,その人たちに,一定の簡単な規則に従い1分半以内にできるだけ多くの短文を作らせるテストをしました。どちらのテストにおいても,被験者の心搏数を上げると,成績は良くなりました。例えば,理解力のテストでは,点数が39%から49%に上がりました。
さらに,別のテストで,議論の性格を持つ文章を使い,24人の被験者にそれに対して賛成か反対かの意見を述べさせたところ,同様の結果が見られ,心搏数が上昇すると,議論の内容も高度になりました。
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