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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1994
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読者からの質問

血の入ったままの肉を食べたサウルの兵士たちが,神の律法の中で定められた処罰にしたがって死刑にされなかったのはなぜですか。

確かにそれらの男子は,血に関する神の律法に違犯しました。しかし,血に対する敬意を払うようもっと真剣に努力するべきだったとはいえ,そのような敬意を持っていなかったわけではないので憐れみを示されたのかもしれません。

その時の状況を考えてみましょう。サウル王とその息子ヨナタンが率いるイスラエル人はフィリスティア人と戦っているところでした。戦闘で『イスラエルの人々が,ひどく圧迫された』とき,サウルは性急に,敵を撃ち破るまで民は食べ物を口にしないという誓約を立てました。(サムエル第一 14:24)ほどなくして,王の誓約は問題を引き起こしました。

王の部下たちは厳しい戦闘を優勢に戦っていましたが,激しい戦いが身にこたえ,ひどく空腹になり,疲れ果ててしまいました。そのような極限の状況で彼らは何をしたのでしょうか。「民は貪欲にも分捕り物に飛び掛かって,羊や牛や子牛を取り,それを地の上にほふりはじめ,民は血のままで食べだした」のです。―サムエル第一 14:32。

民の中の一部の人々が,「ご覧なさい。民は血のままで食べて,エホバに対して罪をおかしています」とサウルに告げたとおり,これは血に関する神の律法に違犯する行為でした。(サムエル第一 14:33)確かに,律法には,動物を屠殺する場合,血を抜いてから肉を食べるよう定められていました。神は常軌を逸するほど徹底的な手段で血を抜くことを要求しておられたわけではありません。道理にかなった方法で血抜きをすることによって,神の僕は血の重要性に対する敬意を表わすことができました。(申命記 12:15,16,21-25)動物の血は犠牲をささげる際に祭壇の上で用いることができましたが,食べてはなりませんでした。故意の違犯は死罪に値しました。なぜなら神の民は,「あなた方はいかなる肉なるものの血も食べてはならない。あらゆる肉なるものの魂はその血だからである。すべてそれを食べる者は断たれる」と命じられていたからです。―レビ記 17:10-14。

サウル王の兵士たちは故意に律法を破ったのでしょうか。血に関する神の律法を全く無視していたのでしょうか。―民数記 15:30と比較してください。

そのように結論する必要はありません。記録によれば,彼らは『動物を地の上にほふり,血のままで食べて』いました。ですから,血を抜こうと多少は試みていたのかもしれません。(申命記 15:23)しかし疲れ果て,ひどく空腹だったため,屠殺した動物の体をつり下げたり,十分な時間をかけて通常の血抜きをしたりはしませんでした。羊や牛を「地の上」で屠殺したので,血抜きの速度は遅かったと思われます。それから彼らは,まだ血まみれだったかもしれない動物の体から,急いで肉を切り取りました。したがって彼らは,たとえ神の律法に従うつもりだったとしても,正しい方法で従い通すことも,十分な程度従うこともしなかったのです。

その結果,「民は血のままで食べだし(ました)」。それは罪深い行為でした。サウルはこのことに気づき,大きな石を自分のもとに転がして来るようにという命令を出しました。サウルは兵士たちに,「あなた方は各々,自分の牛を,また各々,自分の羊をわたしのそばに連れて来て,ここでほふって食べなさい。あなた方は血のままで食べてエホバに対して罪をおかしてはならない」と命じました。(サムエル第一 14:33,34)罪をおかした兵士たちはそれに従い,「サウルはエホバのために祭壇を築(きまし)た」。―サムエル第一 14:35。

石の上で動物を屠殺することで,恐らく血抜きは十分にできたでしょう。取れた肉は屠殺した場所から離れた所で食べたと思われます。サウルは罪をおかした者たちについて神に憐れみを求め,抜いた血の幾らかを祭壇で用いたかもしれません。エホバは憐れみを示されました。兵士たちが非常な疲労と空腹にもかかわらず行なおうとした事柄をすべてご存じだったからだと思われます。神はまた,サウルの性急な誓約が部下たちを窮地に追い込んだということを考慮に入れられたのかもしれません。

この記述は,緊急事態も神の律法を無視する言い訳には決してならないことをはっきり示しています。さらに,誓約を立てるときには,事前に慎重に考える必要があることを理解する助けになります。なぜなら性急に誓約を立てると,本人や他の人たちに対して問題を引き起こす場合があるからです。―伝道の書 5:4-6。

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