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『知恵を見いだした人は幸いだ』ものみの塔 2001 | 3月15日
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「大声を上げて叫びつづける」
箴言 8章は修辞的な質問で始まっています。「知恵は呼ばわってはいないだろうか。識別力は声を上げてはいないだろうか」。a そうです,知恵と識別力とが呼ばわっています。とはいえ,不道徳な女性が暗いところで待ち伏せし,独りでいる経験のない若者の耳に誘惑の言葉をささやくのとは全く異なっています。(箴言 7:12)「それは高台の頂,道のほとり,通り道の交差する所に立った。それは門の横,町の口,入口のその入って行く所で大声を上げて叫びつづける」。(箴言 8:1-3)力強く堂々たる知恵の声が,城門,道の交差する所,都市の入口など,公の場所で大きくはっきりと聞こえます。人々は,容易にその声を聞いてこたえ応じることができます。
地上のほとんどすべての人は,望むなら,霊感による神の言葉 聖書に記された敬虔な知恵を得ることができます。だれがこのことを否定できるでしょうか。ワールドブック百科事典(英語)は,「聖書は歴史上最も広く読まれている書物である」とし,さらにこう述べています。「聖書は他のどんな書物よりも多く頒布されてきた。また聖書は,他のどんな書物よりも頻繁に,そして数多くの言語に翻訳されてきた」。聖書の全巻もしくはその一部は,2,100以上の言語ないし地方語で入手でき,人類の90%以上が,自分の言語で神の言葉の少なくとも一部を読むことができます。
エホバの証人はあらゆる所で聖書の音信を公に宣明しています。世界の235の国や地域で,神の王国の良いたよりを宣べ伝え,神の言葉に収められている真理を人々に教えることに活動的に携わっています。聖書に基づく雑誌,「ものみの塔」は140の言語で,また「目ざめよ!」は83の言語で刊行されており,それぞれの発行部数は毎号2,000万冊を超えています。確かに,知恵は公の場所で大声を上げて叫びつづけています。
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『知恵を見いだした人は幸いだ』ものみの塔 2001 | 3月15日
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a 「知恵」を意味するヘブライ語の言葉は女性名詞です。そのため,幾つかの訳では,知恵を指すのに女性代名詞が用いられています。
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