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全地に回復されるエデンの園「平和の君」のもとで得られる世界的な安全
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6,7 (イ)動物はどうして人間に脅威を及ぼしたりはしませんか。(ロ)このことに関するどんな預言が文字通り成就しますか。
6 回復される楽園<パラダイス>の住民に動物が危害を加えたり,脅威を及ぼしたりすることはありません。神は,ある程度失われた人間に対する恐れをことごとく下等動物に取り戻させます。ですから,イザヤ 11章6節から9節で次のように述べられている動物に関する描写が,「平和の君」の千年統治の期間中に文字通り成就するのを期待することができます。
7 「おおかみはしばらくの間,雄の子羊と共に実際に住み,ひょうも子やぎと共に伏し,子牛,たてがみのある若いライオン,肥え太った動物もみな一緒にいて,ほんの小さな少年がそれらを導く者となる。また,雌牛と熊も食べ,その若子らは共に伏す。そしてライオンでさえ,雄牛のようにわらを食べる。そして乳飲み子は必ずコブラの穴の上で戯れ,乳離れした子は毒へびの光り穴の上にその手を実際に置くであろう。それらはわたしの聖なる山のどこにおいても,害することも損なうこともしない。水が海を覆っているように,地は必ずエホバについての知識で満ちるからである」。
8 蛇の食物が「塵となる」という預言的な言葉は,何を意味していますか。
8 神が霊感を与えて記させた,このような預言が,単に霊的な意味だけを持つもので,そのような事柄が実際の地上の生活に反映されないとしたら,それは首尾一貫したこととは言えないでしょう。イザヤ 65章25節も同様に,「おおかみと子羊が一つになって食べ,ライオンは雄牛のようにわらを食べる。蛇に関しては,その食物は塵となる」と述べています。これは,全世界にわたるエデンの園からへび科の動物が絶滅することを示唆していますか。いいえ,そうではありません。蛇の食物が「塵となる」という預言的な言葉は,爬虫類の動物が人間の生活や健康を脅かすようなことは決してないという意味です。丁度,アダムがエデンの園で恐れを抱かずにすべての動物に名前を付けた時のように,人間が地上の動くあらゆるものを支配する主人であることを,爬虫類も認めなければならなくなります。―創世記 2:19,20。ホセア 2:18。
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