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王とその君たちイザヤの預言 ― 全人類のための光 I
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安楽に暮らしている女たちよ,おののけ! 何の思い煩いもない者たちよ,動揺せよ!」(イザヤ 32:9-11前半)この女たちの態度から連想されるのは,今日,神に仕えると唱えながら神への奉仕に熱心でない人々です。そうした人々は,『娼婦たちの母』である「大いなるバビロン」の諸宗教の一部となっています。(啓示 17:5)例えば,キリスト教世界の諸宗教に属する人々は,この「女たち」に関するイザヤの描写に非常によく合致しています。「安楽に暮らして」おり,やがて臨む裁きと動揺に無頓着なのです。
18 「腰に粗布をまとえ」と告げられているのはだれですか。なぜですか。
18 偽りの宗教に対する呼びかけは続きます。「衣を脱いで裸になり,腰に粗布をまとえ。
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王とその君たちイザヤの預言 ― 全人類のための光 I
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『衣を脱いで裸になれ』という表現は,衣服を全部脱げという意味ではないようです。古代の習慣では,下着の上に外衣を着用しており,外衣はしばしば身分証明の手段となりました。(列王第二 10:22,23。啓示 7:13,14)ですからこの預言は,偽りの宗教に属する人々に,外衣,つまり自らを神の僕のように見せかけるためのものを脱ぎ,代わりに,差し迫った裁きに対する嘆きを象徴する粗布の衣を着けるよう命じているのです。(啓示 17:16)
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