-
「わたしの民を慰めよ」イザヤの預言 ― 全人類のための光 I
-
-
「だれがこれらのものを創造したのか」
23 ユダヤ人流刑者は,どんな理由のゆえに元気を奮い起こせますか。ここでエホバは,ご自身に関して何を強調しておられますか。
23 ユダヤ人流刑者には,元気を奮い起こせる理由がもう一つあります。救出を約束しているのは,万物の創造者,またすべての活動力の源である方なのです。エホバは,ご自分の驚異的な力量を強調するため,創造物が明らかに示すご自分の能力に注意を引いておられます。
-
-
「わたしの民を慰めよ」イザヤの預言 ― 全人類のための光 I
-
-
『あなた方の目を高く上げて見よ。だれがこれらのものを創造したのか。それは,その軍勢を数によって引き出しておられる方であり,その方はそれらすべてを名によって呼ばれる。満ちあふれる活動力のゆえに,その方はまた力が強く,それらの一つとして欠けてはいない』」。―イザヤ 40:25,26。
-
-
「わたしの民を慰めよ」イザヤの預言 ― 全人類のための光 I
-
-
エホバは,ご自分に並ぶものがないことを示すため,天の星に注意を向けさせます。兵隊を整列させることのできる軍司令官と同様,エホバは星を指揮しておられます。仮にエホバが星の点呼を取ることがあるとすれば,『それらの一つとして欠けることはない』でしょう。膨大な数の星があるにもかかわらず,神は一つ一つを名によって,つまりそれぞれの固有の名あるいは名前のような呼称によって呼ばれます。星は,忠順な兵士のように持ち場を守り,適切な秩序を保ちます。指導者である方が「活動力」に満ちあふれ,『力が強い』からです。ですから,ユダヤ人流刑者には確信を抱く理由があります。星を指揮する創造者には,ご自分の僕たちを支える力もあるのです。
25 イザヤ 40章26節に記録されている神の招きにどのようにこたえ応じることができますか。そうするなら,どのような気持ちになりますか。
25 わたしたちは,イザヤ 40章26節に記録されている「あなた方の目を高く上げて見よ」という神の招きを拒むことなどどうしてできるでしょうか。現代の天文学者の数々の発見により,星空はイザヤの時代の人々が考えた以上に畏怖の念を起こさせるものであることが明らかになってきました。強力な望遠鏡で天空を探る天文学者たちは,観察可能な宇宙には推定1,250億もの銀河があると考えています。しかも,その一つである天の川銀河だけをとっても,一説によれば,1,000億以上の星があるのです。そうした知識を得ると,創造者に対する崇敬の念やその方の約束の言葉に対する全き信頼の気持ちが心の中にわき上がってくるのではないでしょうか。
-