-
コリント ― 二つの海に面する都市目ざめよ! 1991 | 1月22日
-
-
フォーラム,何と魅惑的な場所でしょう! そこは東西に伸びる二つの長方形の台地から成っています。高いほうの台地の真ん中にはベーマと呼ばれる高い演壇があり,台地の両側には商店が立ち並んでいます。公式の行事の際に話し手はこの演壇を用いました。医師ルカはパウロが法廷で執政官代理ガリオの前に立った日のことについて書いていますが,その際に「裁きの座」に当たる語として用いられたギリシャ語はベーマだったことをガイドは思い起こさせてくれました。(使徒 18:12)ですから使徒 18章12節から17節の出来事はまさにこの場所で起きたのかもしれません。私たちが立っているこの場所にパウロも立ち,ユダヤ人の告発者たちに囲まれながら自らを弁明しようとしていたのでしょう。しかしパウロは弁明するに及びませんでした。ガリオは審議を聞こうとしなかったからです。ガリオはパウロを釈放し,その代わり暴力的な群衆にソステネを打ちたたかせました。
-
-
コリント ― 二つの海に面する都市目ざめよ! 1991 | 1月22日
-
-
[17ページの図版]
上: フォーラムにある再建された商店
中: 「ベーマ」
-