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「このような人をいつも重んじなさい」ものみの塔 1988 | 10月1日
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18,19 (イ)パウロは仲間の働き人に対する感謝をどのように言い表わしましたか。(ロ)パウロが兄弟たちに恨みを抱かなかったことは,どんな実例に示されていますか。
18 パウロはコリント人に宛てた第一の手紙の中で,次のように書きました。「さて,兄弟たち,あなた方に勧めます。あなた方は,ステファナの家の者たちがアカイアの初穂であり,聖なる者たちへの奉仕に従事したことを知っています。あなた方も,このような人たちに,また協力し,労苦している人たちすべてに服してゆくように。それにしても,わたしは,ステファナとフォルトナトとアカイコが共にいてくれることを歓んでいます。彼らは,あなた方がここにいない分を補ってくれたからです。彼らはわたしとあなた方の霊をさわやかにしてくれました。ですから,こうした人たちの労を認めなさい」― コリント第一 16:15-18。
19 パウロは兄弟たちに,何と立派で寛大な態度を示したのでしょう。それらの兄弟たちの中には,広く知られていない人も含まれていました。それでもパウロは,彼らが努力して聖なる者たちへの奉仕に従事する面で「協力し」,懸命に「労苦して」いたので,彼らを愛しました。
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「このような人をいつも重んじなさい」ものみの塔 1988 | 10月1日
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20 一般にクリスチャンは,特に長老は,自分が忠実な監督たちに感謝し,『このような人をいつも重んじている』ことを,どのように示すべきですか。
20 今日,神の民の間には,ステファナのように,兄弟たちへの奉仕に従事している献身的な監督たちが大勢います。それらの監督たちには確かに欠点や弱点がありますが,それでも「忠実で思慮深い奴隷」,およびその中核を成す統治体と「協力し」,宣べ伝える業と兄弟たちを援助する面で懸命に「労苦して」います。わたしたちは,そのような兄弟たちの短所を探すのではなく,長所に関して彼らに感謝し,『このような人たちに服してゆくように』すべきです。長老たちは,仲間の長老たちに対する然るべき感謝と敬意を示す面で率先しなければなりません。長老たちは,愛と一致の精神をもって,互いに協力すべきです。すべての人はそうした忠実な兄弟たちの価値を認め,『そのような人をいつも重んじる』ことでしょう。―フィリピ 2:29。
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