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神の王国が誕生する!啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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「そして彼女は子を産んだ。男子であり,あらゆる国民を鉄の杖で牧する者である。そして彼女の子供は神のもとに,そのみ座のもとに連れ去られた。
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神の王国が誕生する!啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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その子供は『子,男子』です。ヨハネはどうしてこのような二重の表現を用いているのでしょうか。それは,その子供がふさわしいこと,つまり十分の力をもって諸国民を支配する力量を備えていることを示すためです。それはまた,この誕生がいかに重要な,またいかに喜ばしい出来事かを強調しています。それは,神の神聖な奥義を終了させる点で主要な役割を演じます。何と,この男の子は「あらゆる国民を鉄の杖で牧する」のです!
12 (イ)詩編の中で,エホバはイエスに関して,どんな預言的な約束をなさいましたか。(ロ)女が「あらゆる国民を鉄の杖で牧する」子を出産するということは,何を象徴していますか。
12 ところで,この表現はなじみ深い響きを持っていますか。そうです,エホバはイエスに関して,「あなたは鉄の笏をもって彼らを砕き,彼らを陶器師の器であるかのように粉々にする」と述べて,預言的な約束をなさいました。(詩編 2:9)また,イエスに関しては,次のような預言もあります。「あなたの力の杖を,エホバはシオンから送り出して,こう言われます。『あなたの敵のただ中で従えてゆけ』」。(詩編 110:2)ですから,ヨハネの見た出産は,イエス・キリストと密接な関係があります。しかし,それは西暦1世紀以前の処女からのイエスの誕生ではありませんし,またイエスが西暦33年によみがえらされて霊の命を与えられたことを指しているとも考えられません。さらに,それは輪廻でもありません。そうではなくて,1914年における神の王国の誕生,つまり今では20世紀近く天におられるイエスが王として即位されたという事実を指しています。―啓示 12:10。
13 男の子が「神のもとに,そのみ座のもとに連れ去られ」て行くことは,何を示唆していますか。
13 エホバは,ご自分の妻や生まれたばかりのご自身の子をサタンにむさぼり食わせるのを決して許されたりはなさいません! その男の子は生まれるとすぐ,「神のもとに,そのみ座のもとに連れ去られ」ます。こうして,その子は,ご自分のみ名を神聖なものにするための手段である,誕生したばかりのこの王国を十二分に世話してくださるエホバの保護を完全に受けられるようになります。
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