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エホバの証人 ― 1997 年鑑の報告1997 エホバの証人の年鑑
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アルバニア: アルバニアでの良いたよりを宣べ伝える業は,イタリア支部の全体的な監督のもとに行なわれています。しかし,野外のこの地域での必要を考えると,アルバニア内にも事務所を設けることが有利となりました。そのようなわけで,1996年5月12日,統治体の成員ミルトン・ヘンシェルは,首都のティラナに集まった1,534人の出席者を前に,現在アルバニアで協会の事務所およびベテル・ホームとして使用されている二つの建物の献堂の話を行ないました。
そのプログラムは,14の国から来たゲストへの次の言葉で始められました。「皆さんがやって来て,私たちの新しいベテルの献堂式に共に参加してくださることに心から感謝いたします。エホバが皆さんを祝福されますように。ようこそアルバニアへ!」 この温かな歓迎の言葉は,そこを訪ねた各グループの言語で伝えられました。
そのプログラムは,長年忠実なアルバニアのエホバの僕たちと,また新しい人たちと知り合う機会になりました。経験を話した人たちの中に,リンダ・ディグレゴリオがいました。ドミニカ共和国の宣教者であったこの姉妹と夫のマイケルは,1992年の春,アルバニアの親族を訪ねる計画でした。しかし,統治体は,アルバニアへのその三日間の旅を2か月から3か月に延ばせないかと尋ねました。姉妹は,「三日間の訪問のはずでしたが,結局ここが新しい住みかとなりました!」と述べました。1992年5月に業が合法化されてからは,家から家に公に宣べ伝えられるようになりました。「温かくて,もてなしの精神に富む人たちが,聖書の音信にドアも心も開くようになりました。私たちは,幾つかのパンフレットや雑誌しかなく,聖書や書籍はありませんでした。それでも人々は真理にこたえ応じました。人々は集会への招きに応じ,バプテスマを受けた人たちもいます」とリンダは説明しました。
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エホバの証人 ― 1997 年鑑の報告1997 エホバの証人の年鑑
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2. アルバニアの事務所
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