-
アルバニア2010 エホバの証人の年鑑
-
-
ティラナに戻ったバシルは,学んだ事柄を懸命に当てはめ,週ごとの二つの集会をきちんと組織するよう努めました。そのうちの一つは,刊行されて間もないアルバニア語の「ものみの塔」誌を用いた研究です。
ある兄弟は振り返ってこう語ります。「集会は歌と祈りで始まりました。初めのころは年配の古い兄弟たちから教わった歌を歌いました。研究を楽しみ,歌で閉じます。1曲歌ったあと,2曲,3曲,さらにもっと歌うこともあったのです。それから祈りで閉じました」。
1991年10月と1992年2月に,ソマス・ザフィラスとシラス・ソメディスがギリシャからアルバニアに文書を持ってきました。二人はティラナで兄弟たちに,またベラトではバプテスマを受けていない伝道者たちに会い,関心を持っていて援助を必要とする大勢の人のリストを作りました。人々は何十年も霊的なものを全く得られなかったため,霊的に飢えていたのです。例えばベラトでは,市内にバプテスマを受けた兄弟が一人もいなかったにもかかわらず,関心を持つ人たちが集会を開いていました。
-
-
アルバニア2010 エホバの証人の年鑑
-
-
その1か月前に政府は宗教局を開設し,宗教活動は24年ぶりに合法化されました。兄弟たちは時を逸することなく,伝道活動を増し加え,会衆の集会を組織しました。
-