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アルバニア2010 エホバの証人の年鑑
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ソクラト・ドゥリとサナス・ドゥリ(アサン・ドウリス)は,アルバニアで生まれましたが,子どものころトルコに引っ越しました。ソクラトは1922年にアルバニアに戻ります。その翌年,14歳のサナスも戻り,兄のソクラトを探します。サナスはこう書いています。「以前の家に着きましたが,すぐには兄に会えませんでした。200㌔ほど離れた場所に働きに行っていたためです。それでも,『ものみの塔』と聖書,7巻そろった『聖書研究』,それに聖書の論題を扱った数枚のパンフレットを見つけました。この山合いの僻地にも,聖書を愛し,その知識を携えてアメリカから戻った活発な聖書研究者がいたのです」。サナスはついに兄と再会します。兄のソクラトはすでに聖書研究者としてバプテスマを受けており,弟に真理を教えました。
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アルバニア2010 エホバの証人の年鑑
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サナスはこう書いています。「1925年には,アルバニアで三つの会衆が組織され,そのほかに孤立した聖書研究者たちがいました」。さらに,兄弟たちの間の愛は,周囲に見られる争い,利己心,競争心と鋭い対照を成しているとも述べています。
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