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アルバニア2010 エホバの証人の年鑑
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それですぐにイルマ・タニに話しました。やがてイルマも会に出席することを認められます。15人から成る小さな会は,すぐに大きくなりました。
1992年4月,マイケル・ディグレゴリオと妻のリンダがベラトを訪れます。兄弟の講演に人々を公に招くよう勧められ,結果として54人が出席しました。全員バプテスマを受けていない人でした。その集会の後,わたしたちはディグレゴリオ兄弟姉妹にたくさん質問し,そのやり取りは長時間に及びました。わたしたちのグループがどのように活動したらよいのか,ついに分かりました。
程なくしてエホバの証人は法的に認可されます。わたしはイルマと二人の兄弟と共にティラナに行き,家から家の伝道の方法を教わります。そして学んだ事柄をベラトの他の人たちにも伝えるようにと言われました。わたしたちは最善を尽くしました。1993年3月,イタリア人の4人の特別開拓者がベラトに割り当てられ,会衆は勢いを増し,毎週二つの集会が公開で行なわれることになりました。
同じ月にイルマとわたしはティラナで初めて開かれた特別一日大会でバプテスマを受けました。出席者は585人でした。わたしたちは正規開拓者になり,やがて地元で最初の特別開拓者に任命されました。もう秘密裏に活動する必要はないのです。わたしたちはコルチャで奉仕することになりました。
イルマは後にアルベン・ルボニャと結婚します。アルベンはコルチャでわたしたちより数か月前に,独りで伝道を始めていました。やがて二人は巡回奉仕を始め,今はベテルで奉仕しています。あの時イルマを“会”に誘って本当に良かったと思います。
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アルバニア2010 エホバの証人の年鑑
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[図版]
アルベン・ルボニャとイルマ・ルボニャ(旧姓はタニ)
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