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アルバニア2010 エホバの証人の年鑑
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1997年4月には,国の治安を回復するため7,000人の国連軍の兵士が送り込まれます。国連軍が撤退した8月には,地域大会の開催が可能になりました。奉仕者たちは大いに喜びます。数か月のあいだ少人数のグループでしか集まれなかったからです。
兄弟たちはバスを借りて大会に行く途中,その幾台かが武装強盗に止められます。しかし,強盗は乗客がエホバの証人であることを知ると,「おまえたちはほかの連中とは違う。手出しするわけにはいかない」と言ったのです。
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アルバニア2010 エホバの証人の年鑑
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2000年の大会で,アルバニア人の聴衆は,思いがけない贈り物を受け取ることになります。「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」のアルバニア語版が発表されたのです。勤勉に働く翻訳者たちは心血をそそぎ,わずか1年足らずで訳を完成させました。かつて共産党の国会議員だった正規開拓者の姉妹は,次のように書いています。「なんてすばらしいのでしょう。この翻訳をよく読んで初めて,聖書の散文,詩,流れるような記述の見事さがよく分かりました。イエスが奇跡を行なって非難やあざけりの的になった箇所を読んだとき,今まで感じたことのないような深い感動を覚えました。感動的な場面一つ一つをはっきり思い描くことができます」。
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