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ハマン聖書に対する洞察,第2巻
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ハマン
(Haman)
アガグ人ハメダタの子。「アガグ人」と呼ばれていることからすると,ハマンはアマレク人の王族であったのかもしれません。(エス 3:1。「アガグ」1項; 「アガグ人」を参照。)実際にハマンがアマレク人であったとすると,ハマンがユダヤ人に対して非常に激しい憎しみを抱いていた理由もおのずと明らかです。というのは,エホバはアマレク人の最終的な絶滅を布告しておられたからです。(出 17:14-16)その理由は,イスラエル人が荒野を旅していた時,アマレク人が先手を打ってイスラエル人に攻撃をしかけて,神と神の民に対する憎しみを表わしたことにありました。―出 17:8。
ハマンは,西暦前5世紀の初めに支配したペルシャのアハシュエロス王(クセルクセス1世)の僕でした。ハマンは尊ばれ,ペルシャ帝国の首相に任命されました。
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ハマン聖書に対する洞察,第2巻
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ハマンはアマレク人の特徴を示しました。ハマンは明らかに偽りの神々の崇拝者でした。ユダヤ人を滅ぼすめでたい日を決めるためにくじを投げさせた時には占星術者に頼ったのかもしれません。(エス 3:7。「くじ」を参照。)ハマンは,偶像礼拝と心霊術を習わしにし,ユダヤ人に対して殺意のこもった憎しみを表わし,他の人々,特に神の僕たちに対する極端なねたみとそねみを伴う,高慢で,ごう慢で,自己中心的な精神を示して,「肉の業」を行ないました。(ガラ 5:19-21)
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