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み使いについて知っておくべき事柄目ざめよ! 1990 | 3月8日
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どんな姿をしているか
み使い(天使)というと,美しい女性を想像するかもしれません。あるいは,羽のある丸々と太った赤ちゃんのような姿を思い描くかもしれません。それは,白い服に身を包んで空中を舞い,にっこりとほほえみながら小さなハープをつまびく姿です。もしそのような姿を想像するのであれば,それは,ギリシャ神話のような異教の思想に由来する誤解であることを知る必要があります。また,そのような考えが採用されたのは,聖書の記述が完成した後のことです。聖書の象徴的な幻の中では,セラフやケルブといった霊の被造物は翼を持っています。―イザヤ 6:2。エゼキエル 10:5。啓示 14:6。
神の言葉は,み使いを非常に強力な霊者として描いています。そして霊者は目に見えません。(列王第一 22:21。詩編 34:7; 91:11)イスラエルの敵の陣営にいた18万5,000人のアッシリア人を一晩のうちに討ち倒したのは,「エホバの[一人の]使い」でした。(イザヤ 37:36)み使いが人間の前に現われる時は,女性や子供としてではなく,いつもきちんと衣をまとった男性として現われました。また,決して標準以下の人間の姿にはなりませんでした。
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み使いについて知っておくべき事柄目ざめよ! 1990 | 3月8日
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[20ページの図版]
羽のある赤ちゃんのような姿で描かれるみ使いは,異教の思想に由来する
[クレジット]
Cupid a Captive by François Boucher, c. 1754
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