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アンゴラ2001 エホバの証人の年鑑
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緊急に必要とされる王国会館
長年のあいだ活動が禁止されていたため,アンゴラのエホバの証人は王国会館を持つことができませんでした。1992年以来,ルアンダだけで会衆の数が147から514に増えています。国全体でも200%を超える増加が見られ,会衆の数は696となっています。多くの会衆で,集会の出席者数は平均200人から400人に上ります。1998年の巡回大会や地域大会では,伝道者数の4倍もの人々の出席が報告されました。適当な集会場所が緊急に必要とされています。
ルバンゴでは1997年,ロビトでは1998年7月,ビアナ(ルアンダのすぐ南)では1999年12月に,それぞれ最初の王国会館が建てられました。国際的な王国会館建設計画のもとで,現在さらに進展が見られています。
アンゴラで使用するために,移動可能で,鋼鉄の骨組みを持つ,壁のない王国会館が設計されました。なぜ移動可能なのでしょうか。ある土地に対する正式な所有権を得るために骨折っても,建物が建った後でさえだれかがやって来て,自分がその土地の正当な所有者だと主張することがあるからです。そのため,王国会館は必要な時には動かせるように設計されているのです。壁がない理由は,そのほうが暑い気候の中で心地よいからです。2000年5月に,最初の組み立て式の建物の資材が届きました。現在国内には様々な種類の王国会館が24軒しかなく,今後5年間にさらに355軒必要です。現在なされている事柄が,緊急な必要を満たす助けになることが期待されています。
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アンゴラ2001 エホバの証人の年鑑
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[139ページの図版]
王国会館として使われている,鉄板の屋根を持つ建物 ― アンゴラに24軒あるうちの一つ
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