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導きと保護を求めてエホバに依り頼みなさいイザヤの預言 ― 全人類のための光 I
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流血の地
3 アッシリアはどのように軍事力を重視していましたか。
3 アッシリア人は軍事力で名をはせていました。「古代都市」(英語)という本はこう述べています。「彼らは力を崇拝し,ひたすら巨大なライオンや雄牛の石像に祈りをささげた。そうした像のどっしりした足,鷲のような翼,人間のような頭は,力と勇気と勝利の象徴であった。戦いは国家の事業であり,祭司たちは絶えず戦争を扇動した」。聖書の預言者ナホムがアッシリアの首都ニネベを「流血の都市」と呼んだのももっともです。―ナホム 3:1。
4 アッシリア人はどのように他の国民の心に恐怖を植え付けましたか。
4 アッシリア人の戦術は残虐を極めました。当時の浮き彫りには,鼻や唇に刺したかぎで捕虜を連行するアッシリアの戦士たちが描かれています。やりで目をつぶされた捕虜もいました。ある征服を伝える碑文によると,アッシリア軍は捕虜の体をばらばらにし,市外に二つの塚を築きました。一つは頭,もう一つは手足の塚です。征服された側の子どもたちは火で焼かれました。そうした残虐さが吹き込んだ恐れの気持ちは,アッシリア軍に手向かう者たちの抵抗力をくじき,軍事面でアッシリア人に有利に働いたに違いありません。
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導きと保護を求めてエホバに依り頼みなさいイザヤの預言 ― 全人類のための光 I
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[209ページの図版]
アッシリア人は,しばしば捕虜の目をつぶした
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