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空飛ぶ岩目ざめよ! 1995 | 12月8日
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しかし,それよりも大きい何千もの空飛ぶ岩についてはどうでしょうか。例えばケレスとして知られているものがあります。これは直径が約1,000㌔もあります。ほかにも直径が190㌔を超える大岩が30ほど知られています。これらの大きな岩は,実際には小さな惑星です。科学者たちはそれらを小惑星と呼びます。
もしそれら小惑星の一つが地球に衝突するならどうなるでしょうか。このありそうな脅威は,科学者たちが小惑星について研究する大切な理由の一つです。ほとんどの小惑星は火星と木星の間の領域の中を軌道を描いて回っていますが,天文学者が観測していた小惑星の中には,実際に地球の軌道を横切ったものもあります。衝突の脅威があることは,米国アリゾナ州,フラッグスタッフの近くにあるミーティアクレーター(バリンジャークレーターとしても知られている)のような巨大な隕石孔の存在で分かります。恐竜の絶滅を説明する理論の中には,すさまじい衝撃で大気が変化し,地球が突如寒冷期に入ったので,恐竜はそれに生き残ることができなかったという説があります。
そうした破壊的な衝突が今日生じるなら,おそらく人類は絶滅するでしょう。しかし聖書は,「義なる者たちは地を所有し,そこに永久に住む」ことを示しています。―詩編 37:29。
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空飛ぶ岩目ざめよ! 1995 | 12月8日
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宇宙空間からやって来る岩
小惑星: 小遊星としても知られています。この極めて小さな惑星は,太陽の周囲の軌道を旋回しています。大半の小惑星の形が不同であることは,大きな物体の破片であることを示唆しているのかもしれません。
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