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彼らは死を広めているのか目ざめよ! 1988 | 8月22日
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「警告: 公衆衛生局長は,喫煙が健康を脅かすことを確認しています」。たばこの箱に表示されたこの不吉な警告を見ても,米国の頑固な喫煙者は肩をすくめて無視します。そのような人たちにとって,肺ガンはせいぜい対岸の火事にすぎません。『それに,この体は自分のものだ』と彼らは論じます。
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彼らは死を広めているのか目ざめよ! 1988 | 8月22日
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態度を変える。しかし,このたばこの煙に関しても良い面があります。アメリカ・ガン協会によれば,喫煙に対する反感は強まっており,今では4人のアメリカ人のうち3人までが,人のいる場所での喫煙は控えるべきであると考えています。もはやたばこを吸わない人の数も,同様に増加しているのです。米国と西ヨーロッパにおけるたばこの全消費量も,下降線をたどっています。アメリカ・ガン協会の女性スポークスマンであるアデレ・ポラニは,『現在,アメリカ人でたばこを吸う成人が30%を割っているというのは,最良のニュースである』と語っています。
米国にはたばこを吸う人がまだ約5,400万人もいますが,アメリカ肺協会によると,現在たばこを吸っている10人のうち9人までは,喫煙をやめる意志があります。たばこの箱に表示されている,より新しい,より積極的な警告は,拍車をかけるものとなるでしょう。「公衆衛生局長の警告: 喫煙を今やめるなら,健康に及ぶ重大な危険を大幅に減らすことができる」というのもその表示の一つです。
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