安全運転にとって肝要なことの一つは，路上使用に適した車に乗ることです。

あなたの車は路上使用に適していますか

ある国々では，一定の期間を置いて車検が行なわれますが，意外な結果が出ることも少なくありません。例えばフランスで，5年間使用された車の検査が最近行なわれましたが，全体の73％の車が，不可に近いか，非常に悪いか，さらには危険な状態かのいずれかであることが分かりました。

あなたはご自分の車の点検に役立つ事柄として，飛行機のパイロットが離陸準備の万全を期して行なうのと大体同じ手順に従うのが有益であることに気づかれるでしょう。点検事項の一例は，8ページに示されています。

[8ページの囲み記事/図版]

あなたの車は路上使用に適していますか

出かける前にいつも点検すべき事項:

フロントガラスと各窓ガラス: 汚れていませんか。ウィンド･ウォッシャー液は十分ですか。ワイパー･ブレードは良い状態ですか。

各ライト，ブレーキ･ランプ，方向指示灯: 正常に点灯しますか。

タイヤ: 深い傷やきれつ，ひび割れ，膨らみその他の損傷はありませんか。

ブレーキ: 発進後できるだけ早く，正しく作動するかどうか点検します。

整備手帳に従って行なう定期点検:

エンジン: オイルの量は“補給”線より上にありますか。あふれさせてはなりません。

ラジエーター（もしあるなら）: クーラントのレベルは十分に高い状態ですか。凍結防止剤は適量ですか。

タイヤ: 空気圧，溝の深さや摩耗の均等性などは正常ですか。

バッテリー: 各槽の液は適量ですか。あふれさせてはなりません。