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聖書 ― 正確な預言の書 第2回目ざめよ! 2012 | 6月
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キュロスの円筒碑文として知られる粘土板文書は,ペルシャのキュロス王がバビロニア帝国を倒した西暦前539年ごろのものとされています。その文書には,「わたしはキュロス,……バビロンの王」と刻まれており,さらにこう記されています。「わたしはチグリス川の向こう側にある,[以前有名だった幾つかの]神聖な都市に,それらの都市の多年廃墟となっていた聖所に,(かつて)そこに安置されていた像を返還し……た。わたしは(また)それらの地の(以前の)住民を全部集めて,その居住地を(彼らに)返した」。
この一般資料は,ユダの流刑者が故国に帰還するという聖書預言の正しさを裏付けています。それが実際に起きるより200年ほど前に述べられた預言が成就したのです。
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聖書 ― 正確な預言の書 第2回目ざめよ! 2012 | 6月
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[13ページの図版]
キュロスの円筒碑文。捕囚をそれぞれの故国に帰還させるというキュロスの政策が記されている
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