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バルバドス,西インド諸島1989 エホバの証人の年鑑
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白人の住民で最初に真理を受け入れた人々の中にルーシー・グディングがいますが,彼の家族はかつて,ブリッジタウンで現在支部の建物と王国会館が位置している場所に住んでいました。
ジョン・ベンジャミンが王国の音信をグディング家に携えて行ったのは,1910年のある晩のことでした。英国国教会の筋金入りの信者だった彼らは,自分たちが貴重とみなしていた信条の幾つかに関して聖書が述べる真理を説明してもらって,たいへん驚きました。心配になった彼らは,自分たちの牧師に話をしました。牧師は,「どうしてそんなことで気をもんでいるのですか。そんなことは忘れて,教会にしっかり付き従いなさい」と答えました。グディング家の人々はそうする代わりに,教会をやめました。
グディング姉妹はとても個性のある人で,真理を明快に説明することができ,多年にわたり王国の業の第一線で働きました。姉妹の家はごく最初のころから,バルバドスを訪れる協会の特別の代表者のために,非公式の宣教者の家として役割を果たしました。
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バルバドス,西インド諸島1989 エホバの証人の年鑑
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[155ページの図版]
ルーシー・グディング。彼女の家は宣教者の家として用いられた
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