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バルバドス,西インド諸島1989 エホバの証人の年鑑
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衰えることのない熱心さ
もう一人の熱心な働き人ウォルデマー・ライス姉妹は,過去70年以上にわたり,あらゆる階層の人々に真理を効果的に伝えてきました。姉妹はバルバドス語,すなわち“バハ”方言をじょうずに操るこつを心得ています。地元の表現にたいへんよく通じているため,姉妹が行なう証言は,その威厳を損なうことなく,さらに生き生きしたものとなり,王国の希望に対するそのあふれんばかりの熱意は,地元の言語で表現されるときに,聞く者の耳をしっかりととらえます。悪化する世界情勢について,身分の低い人々に話しかける場合には,姉妹はこう述べることがあります。「いまの世の中,見るからに混乱してますよね。ほんとに,そうでしょ,どっかで困ってる人がいるかと思えば,ほかの所じゃ飢きんがあるし,そのまた向こうでは暴動があるものね」。
姉妹は大胆かつ恐れることなく真理をふれ告げており,その模範によって長年,大勢の若者が励まされてきました。体力的な衰えはあっても,エホバの奉仕に対するライス姉妹の熱心さは,人生のちょうど87年目にさしかかって,なおも活気を帯びています。
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バルバドス,西インド諸島1989 エホバの証人の年鑑
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[153ページの図版]
バルバドスの初期の証人,リナ・ゴール“ばあや”(左)とウォルデマー・ライス
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