-
ベニン1997 エホバの証人の年鑑
-
-
大会の施設
禁令が解除されて間もなく,コトヌーからそれほど遠くないカラビ村に5㌶の土地が取得され,その後,隣接する4㌶の土地も購入されました。この村では,兄弟たち数人が投獄されたことがありました。それは当局者たちがこの地域のことを,エホバの証人にとっては「活動に満ちたミツバチの巣箱」のようだと述べたためです。実際その言葉の通りになりました。1990年に,エホバの民はこの場所で自由に,しかも自分たちの土地で大会を開くことができました。
それにしても,4,000人を収容できる大会施設を,兄弟たちがまかなえる範囲内の費用でどうやって建てることができるのでしょうか。西アフリカのエホバの証人の典型的な方法によってです。兄弟たちはブッシュに入って行って,竹ややしの葉を切ります。竹の棒は座席になります。地面に1.2㍍おきに50㌢の高さの杭を打ちます。この杭はイスの脚になります。長い竹の棒2本を50㌢の杭の間に渡して杭に縛りつけます。ほら,できました。15人分の座席です。太い竹の棒は屋根の構造を支えるために用いられ,葉は編んで屋根ふき材に使われます。このような構造では,雨は通ってしまいますが,アフリカの暑い太陽から皆を守ってくれ,その下にいるとかなり快適です。
-
-
ベニン1997 エホバの証人の年鑑
-
-
[118ページの図版]
カラビの大会場
-