ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 1924: 100年前の年
    ものみの塔(研究用)2024 | 10月
    • ラジオ放送に大胆に取り組む

      ベテルの兄弟たちは,ニューヨーク市スタテン島にWBBRのラジオ局を建てるため,1年以上働いてきました。木を切り倒して整地し,作業する兄弟たちのための大きな家と装置のための建物を作った後,放送するのに必要な装置を組み立て始めます。ところが,いろいろな問題が待ち構えていました。

      兄弟たちは主要アンテナの設置に頭を抱えました。アンテナは91㍍もの長さがありました。そして,そのアンテナを高さ61㍍の2本の木製の柱の間に架ける必要がありました。初めの設置作業は失敗に終わります。しかし兄弟たちはエホバが助けてくれることを信じて,ついに設置に成功します。このプロジェクトに携わったカルバン・プロッサー兄弟はこう述べています。「もし最初から成功していたら,『僕たち,やったぞ!』と得意げになっていたかもしれません」。兄弟たちは,成功できたのはエホバのおかげだということを実感しました。しかし,取り組むべき問題はほかにもありました。

      WBBRのアンテナ用の柱を建てているところ

      当時,ラジオ放送は始まったばかりで,本格的な放送機材は手に入りづらいものでした。兄弟たちは,中古で粗末な造りの500㍗送信機が地元で手に入ったので,それを使うことにしました。マイクを買う代わりに,電話の送話器を使いました。2月のある晩に,いよいよこの寄せ集めの装置のテストをしてみようということになりました。試しに何かを流す必要があったので,兄弟たちは王国の歌を歌うことにします。この時の出来事をアーネスト・ロー兄弟は楽しそうに語ってくれました。ロー兄弟によると,兄弟たちが歌っている最中に,25㌔離れたブルックリンでこの放送を聞いていたラザフォード判事bが電話をかけてきたそうです。

      ラザフォード兄弟はこう言いました。「猫たちがギャーギャー鳴いているのかと思いました。いいかげんにしなさい!」兄弟たちは送信機の電源をすぐに落としました。少し恥ずかしい思いをしましたが,いつでもラジオ放送が始められるということが分かりました。

      1924年2月24日,初めての正式な放送でラザフォード兄弟は,このラジオ局を「メシアの王国の関心事のために」献堂することを発表しました。そして,ラジオ局の目的についてこう述べました。「宗教や宗派に関わりなく,私たちが今生きている時代の意味を聖書と照らし合わせて理解できるよう人々を助けることです」。

      左: 初めて使用されたスタジオにいるラザフォード兄弟

      右: 送信機と放送機器

      最初の放送は大成功でした。その後の33年間,WBBRは組織のラジオ放送において中心的な役割を果たしました。

  • 1924: 100年前の年
    ものみの塔(研究用)2024 | 10月
  • 1924: 100年前の年
    ものみの塔(研究用)2024 | 10月
日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする