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ベト・シェアン,ベト・シャン聖書に対する洞察,第2巻
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ベト・シェアンにおける考古学上の発掘により,そこでは古代の廃墟が多くの層もしくは堆積層を成していることが明らかになりました。最古の廃墟はアブラハムの時代よりも前のものと思われます。(第1巻,959ページの図)西暦前2千年紀の半ばごろ,メギドでトトメス3世が勝利を収めた結果,ベト・シェアンはエジプトの支配下に置かれたようです。考古学上の証拠は,ベト・シェアンが何代かのファラオの治世中,エジプトの前哨基地となっていたことを示しています。
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ベト・シェアン,ベト・シャン聖書に対する洞察,第2巻
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上の記述と一致して,テル・エル・フスンでの発掘により,二つの神殿の廃墟が掘り出されました。その一つはアシュトレテの神殿とみなされており,もう少し南にある他の一つはダゴンの神殿ではないかと言う人もいます。そのアシュトレテの神殿は,西暦前10世紀ごろまで用いられていたと推定されています。証拠は,ある石碑の中で「ベト・シャンの主人[バアル]なるメカル」と呼ばれているバアル神がそれ以前に崇拝されていたことを示しています。
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