-
「大群衆」とは誰のことですかものみの塔(研究用)2019 | 9月
-
-
5. 聖書研究者たちは,14万4000人についてどんなことを信じていましたか。
5 聖書研究者たちは,天でイエスと共に治める人たちが「地から買い取られ[る]」という聖書の教えも知っていました。(啓 14:3)天に行く人たちの数は,14万4000人です。地上で生きていた間,神に献身し,忠実に熱心に仕えたクリスチャンです。では,大群衆についてはどう考えていましたか。
6. 聖書研究者たちは,大群衆はどんな人のことだと考えましたか。
6 幻の中でヨハネは,「大群衆が,王座と子羊の前に立って」いるのを見ました。(啓 7:9)聖書研究者たちはこの聖句から,大群衆は14万4000人と同じように天に住むと考えました。では,14万4000人も大群衆も天で生きるのであれば,この2つのグループはどこが違うのでしょうか。聖書研究者たちは,大群衆とは地上で生きている間,神への従順の点で不十分だったクリスチャンのことだと考えました。例えば,聖書の道徳基準に従いながらも,教会から脱退しなかった人などです。それなりに熱心ではあるものの,神への愛が足りないので,イエスと共に治める資格は満たしていません。天の王座の前に立つことはできても,王座に座ることはできない,と考えたのです。
-
-
「大群衆」とは誰のことですかものみの塔(研究用)2019 | 9月
-
-
聖書研究者たちは,1000年の期間中に地上で「高官」として仕える人の中には,1000年の終わりに天での命が与えられる人がいると考えていました。(詩 45:16)復活する“古代の名士”つまりキリストよりも前に亡くなった忠実な人たちもそのような報いを受ける,と考えていました。
8. どんな3つのグループがあると考えられていましたか。
8 聖書研究者たちは,次の3つのグループがあると考えていました。(1)イエスと共に天で治める14万4000人。(2)あまり熱心ではないクリスチャンで,天で王座とイエスの前に立つ大群衆。(3)キリストによる1000年の統治期間中,地上でエホバについて教えられる大勢の人。b
-
-
「大群衆」とは誰のことですかものみの塔(研究用)2019 | 9月
-
-
11. 1000年統治の後に天に行く人がいるかもしれない,と考えた人がいたのはなぜですか。
11 1000年統治の後に,地上にいた善い人の一部が天に行くという見方についてはどうでしょうか。その可能性は「ものみの塔」(英語)1913年2月15日号で示されていました。「昔の忠実な人が単に地上で生き続けるのに対して,それほど忠実ではなかったクリスチャンが天に行くというのは理解に苦しむ」と論じられていました。しかしこの見方には,2つの思い違いが関係していました。(1)大群衆は天に住む,(2)大群衆はあまり熱心ではないクリスチャンのことである,という考えです。
12-13. 天に行く人も大群衆も,自分たちの報いについてどんなことを認めていますか。
12 これまで考えてきたように,エホバの証人は1935年以来,ハルマゲドンを生き残る人たちがヨハネの幻の大群衆であることを明確に理解してきました。大群衆は,地上で「大患難から出てくる」人たちであり,「大声でこう叫び続け[ます]。『私たちが救われたのは,王座に座っておられる私たちの神と,子羊のおかげです』」。(啓 7:10,14)また,天に復活する人たちには昔の忠実な人たちよりも「さらに勝ったもの」が与えられる,とも聖書は教えています。(ヘブ 11:40)こうした理解を得た兄弟たちは,熱心に伝道するようになりました。エホバに仕え,地上で永遠に生きる機会を捉えるよう勧めるためです。
-