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健康上の問題がある場合,どうしたらいいですか(パート2)若い人は尋ねる
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アナイー
生まれてから数日後,脳出血を起こしました。それで体のいろいろなところに障害が残り,足が不自由になりました。
短い距離なら歩行器を使って移動できますが,ふだんの生活には車いすが必要です。けいれんが起きることもあり,細かい作業,例えば文字を書くことが苦手です。
こういう状況もストレスになりますが,治療を受けるのも大変です。物心がついたころから,週に何度も理学療法を受けてきました。初めて大きな手術を受けたのは5歳の時です。それ以降も3回大きな手術を受けましたが,最後の2回は特につらかったです。回復するまで3か月間,家族と離れて生活しなければならなかったからです。
家族がいつも助けてくれます。みんなで一緒に笑います。そうすると,落ち込んでいても気持ちが明るくなります。母や姉や妹は,わたしがおしゃれするのを手伝ってくれます。一人ではできないからです。ハイヒールを履けたらいいのにな,と思います。子どもの時,やってみました。手にハイヒールをはめて床の上をはったのです。家族みんなで大笑いしました。
自分の状況でできることを探すようにしています。言語を学んでいます。サーフィンやスノーボードは無理ですが,泳ぐことはできます。わたしはエホバの証人です。伝道に出かけて,信じている事柄を他の人に話すのが好きです。家の人はわたしの話をよく聞いてくれるようです。
わたしが小さいころから,両親は,わたしの健康上の問題がいつかなくなるということを教えてくれました。それ以来ずっと,エホバとエホバの約束に対する信仰を築いてきました。わたしの病気も含めて,すべての苦しみをエホバは終わらせてくださいます。その約束が前向きに生きる力となっています。―啓示 21:3,4。
考えてみてください: アナイーは健康上の問題があっても,その状況でできることを探しました。あなたはどんなことができそうですか。
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