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南アフリカ 人種も多く,争いも多いが,平和を見いだす人もいる目ざめよ! 1986 | 1月22日
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「今日存在する部族の中で,ブッシュマンが“最古の住民”であり,他の人たちは移民であって,黒人が北から,白人が南から来たことは否定できない事実である」と,ティラル博士は「南アフリカの部族民」という本の中で書いています。ブッシュマンは,皮膚の色が黄色の,絶滅に瀕している人種で,体の大きさは中央アフリカのピグミーに似ています。彼らは,狩猟と採集だけで生き延びている,地上最後の種族の一つです。
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南アフリカ 人種も多く,争いも多いが,平和を見いだす人もいる目ざめよ! 1986 | 1月22日
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ブッシュマンの生活の仕方はホッテントットやアフリカの部族の人たちのそれとは相いれませんでした。家畜のために広い農場を求めたヨーロッパ人が到着するに及んで,土地をめぐる戦争は激しさを増し加えました。非常な勇気は持っていたものの,体の小さかったこの狩猟部族は譲歩を余儀なくされ,最終的には白人の最新式の武器の前にかぶとを脱ぎました。ソト族のように,他の民族に吸収された人たちもいれば,生活条件のきびしいカラハリ砂漠に逃れて生き残った人たちもいます。
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