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エホバに仕えて最高に幸せな人生を歩んできましたものみの塔(研究用)2024 | 9月
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カメルーンで一緒に奉仕する
カメルーン支部で奉仕している。
1961年から,私たちはカメルーンという国で奉仕することになりました。そこで新しい支部事務所の設立を援助する仕事を頂き,忙しく働きました。私は支部の僕になったので,学ばなければならないことがたくさんありました。その後1965年に,シーラが妊娠していることが分かりました。親になるという実感が湧くまで,正直なところ,いくらか時間がかかりました。でも,その新たな責任が楽しみになり,カナダに戻る計画を立てていた矢先に,非常につらい経験をすることになりました。
残念なことに流産だったのです。医師からは,生まれるはずだったのは男の子だったと知らされました。それから50年以上がたちますが,その時のことは決して忘れられません。本当に悲しい出来事でしたが,私たちはカメルーンでの奉仕を続けました。その奉仕を心から愛していたからです。
カメルーンでシーラと一緒に,1965年
カメルーンの兄弟たちは,政治において中立の立場を取っているためにひどい目に遭うことがよくありました。大統領選挙の時期は特に大変でした。1970年5月13日,心配していたことが起きました。エホバの証人の活動が禁止されたのです。5カ月前に使い始めたばかりの美しい支部施設は,政府に差し押さえられてしまいました。それから1週間のうちに,宣教者が全員国外退去になりました。私とシーラもです。カメルーンの兄弟姉妹を本当に大切に思っていましたし,兄弟姉妹がこれからどんな目に遭うか心配だったので,後ろ髪を引かれる思いでした。
その後の6カ月間,私たちはフランスの支部事務所にいました。私はそこで,カメルーンの兄弟たちをサポートする仕事を続け,できることは何でもしました。その年の12月,私たちは,カメルーンでの活動を見守ることになったナイジェリア支部に遣わされました。
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