-
突然の災害!―どのように対処したか目ざめよ! 1990 | 2月22日
-
-
突然の災害!―どのように対処したか
それは1989年9月16日,土曜日のことでした。ハリケーン・ヒューゴがグアドループ島を通過したのです。そのあらしの夜は,永久に明けないのではないかと思えるほど恐ろしく,「悪夢の夜」と呼ばれました。続いてモントセラト島が秒速62㍍の暴風に見舞われ,これらカリブ海の島々で20名以上の死者が出ました。
ヒューゴは猛威を振るい続け,リーワード諸島のセントキッツ島やネビス島を襲い,その翌日の夜には米領バージン諸島のセントクロイ島やセントトマス島に矛先を向けました。セントクロイ島に残されたその爪痕の傷ましさは,信じられないほどのものでした。ハリケーンは移動を続け,月曜日の昼ごろにはプエルトリコ北東部に,特に沖合いの小さな島,ビエケス島とクレブラ島に甚大な被害をもたらしました。
-
-
突然の災害!―どのように対処したか目ざめよ! 1990 | 2月22日
-
-
しかし人々が警報に注意を払ったため,このあらしによる死者は米国で26人ほどにとどまり,カリブ海地方でもそれをわずかに上回っただけですみました。一方,経済的な損害はばく大なもので,何十億ドルにも上りました。
-
-
突然の災害!―どのように対処したか目ざめよ! 1990 | 2月22日
-
-
[地図](正式に組んだものについては出版物を参照)
米国
チャールストン
大西洋
プエルトリコ
グアドループ
-