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ミラノとトリノ ― 見どころのある楽しい都市目ざめよ! 2001 | 7月22日
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イタリアのほかの所と同様,ミラノ市の歴史においても,カトリック教会が支配的な位置を占めています。ですから,同市のドゥオモつまり大聖堂がヨーロッパで3番目に大きい教会で,世界でも最大級のゴシック建築の教会堂であることは少しも不思議ではありません。全長約150㍍。建物は,多くの尖塔や3,000体以上の立像,ガーゴイル(屋根の樋口)などで装われています。1385年に着工され,完成までに500年かかりました。今日,イタリア人は,時間がかかりすぎてなかなか仕事が完成しないと,“大聖堂を建てている”みたいだ,とよく言います。
聖書を読む人にとって,その大聖堂の正面の高いゴシック様式の窓に,「ヤハベ」という語形で書かれた神のみ名を見るのは興味深いことでしょう。正面の外側は,聖書中の数多くのエピソードを描いた壁画で飾られています。
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ミラノとトリノ ― 見どころのある楽しい都市目ざめよ! 2001 | 7月22日
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[24ページの図版]
ミラノ大聖堂
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