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「すべての者が預言者とならんことを!」目ざめよ! 1986 | 6月8日
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真のクリスチャンは皆,預言者です
新アメリカ聖書は正確にこう述べています。「預言者とは,『他の者に代わって[特に神に代わって]語る人』のことである。必ずしも将来を予言するという意味ではない」。法王ヨハネ・パウロ2世は,「神の民の“預言者としての職務”は,み言葉に関する真の務めとして,意識的に果たされなければならない」と述べました。しかし,これまで見てきたように,おもに伝統に基づいたカトリック教会の教理に反することなく,カトリック教徒が神の言葉 聖書の真の預言者,もしくは証人となることは不可能です。
世界カトリック聖書使徒職連盟の総会はその最終宣言の中で,とりわけ若者と貧しい人々に対する聖書教育,廉価な聖書と聖書教育用文書,聖書翻訳と聖書翻訳者,そして全時間の働き人の必要性を明らかにしました。また,クリスチャンはすべからく伝道し,教え,聖書に従って生活し,「時代のしるしを見分ける」べきである,と述べました。
読者は,神が地上に一つの民を持っておられることを知って興味深く感じられることでしょう。その民はすべてが預言者であり,神の証人なのです。実際,彼らは世界中でエホバの証人として知られています。そして神とそのみ言葉に対する愛ゆえに,お年寄りや若者の間で,また富んだ人や貧しい人の間で,全人類のための聖書教育の業を行なっています。その民の中には自発的な全時間の働き人が幾十万人もおり,聖書や,わずかな寄付額で,時には全く無料で配布される聖書教育の文書を翻訳し,印刷する人々もいます。彼らを助けているのは,幾百万という部分時間の働き人です。
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「すべての者が預言者とならんことを!」目ざめよ! 1986 | 6月8日
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[9ページの図版]
真のクリスチャンは,他の人に神の言葉を教えるという意味で預言者である
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